バタフライをより上手に泳ぐためには、腕とキックと体のうねりだけではだめです!呼吸をしなくては泳ぎ続けることはできません!!
バタフライの呼吸は、腕をかいて押し出した時に呼吸をします。
クロールと違って、横向きではなく前向きに呼吸しましょう。しかし、真正面を向いて上体を起こして呼吸してしまっては、体が沈みやすくなってしまいます。
バタフライの呼吸のコツは、アゴを引き気味にして呼吸しましょう。目線は、やや上目使いで少し前の水面を見るようにするイメージを持つと、アゴがあがりにくくなると思います。水中に顔を戻す時は、顔面から水面に入れるのではなく、おでこから水中に戻すようイメージでいくと、これまた顔が上がりすぎないようになると思います。全体の泳ぎ方によっても、呼吸のし方も多少異なりますが、いずれにせよ、アゴを水面から離さないようにするといいでしょう。
私は、特に首を動かさず、水面を見たまま呼吸をする泳ぎ方をしますが、これもかえって体の上下動を誘発する恐れもあるので、一概に下向きのままがいいとは言えません!!
自分の泳ぎのスタイルとのバランスで、最適な呼吸法を見つけましょう。

人に見てもらうのも、有効的です!見てもらうポイントは、体の上下動があり過ぎないか、おしりがきちんとあがっているか? リズムが一定しているか? などです。
また人に見てもらうことで、一番いいのは、腕のエントリー点とフィニッシュ点の位置関係です。
泳いでいて、腕がリカバリーされてきて指先が入水する地点を見ていてもらいます。泳いでいくので、体は前方へ進んでいきます。泳者は、水の中で腕をかいてきて、フィニッシュ動作に移ります。見てもらう人には、次に手が水面に出る地点を見てもらいます。その入水点と抜ける地点の位置関係に注目してみましょう。入水点をAとします、抜ける地点をBとします。Bが、Aよりも後ろにあれば、うねりとかきをしているにも関わらず、あまり進んでいないということになります。効率のいい泳ぎとは言えませんね。
Bが、Aよりも前方にあることが望ましいです。上達してくると、同じピッチで泳いでいてもB点が、A点よりも10cm前だったのが、15cm前、20cm前方に変わってきます。これは、泳ぎの中で、ひとかきの動きがよくなった…とか、力がついた…とか、体重移動がうまくなった…とか、いずれの要因があって上達したということになります。自分では確認できない方法なので、誰かパートナーがいるといいですね!!
さて、いよいよ寒くなってきましたが、がんばってプールに行きましょう!!皆様、風邪など引かぬように~。