vol.15 では、正方形・横長の長方形・丸・三角形のそれぞれの形の土管に、万が一迷い込んでしまったら・・・って、そんなこと未だかつて聞いたことないのだが・・・もし、万が一ってこともあるでしょ・・・ないないっ・・・、仮に想定として、そういう状況におちいってしまった場合は、どの泳ぎだと泳ぎやすいか?というお話しです。


正解は下図のとおりです。

万が一・・・あなたが、正方形の土管、しかもそんなに余裕がない大きさの場合、平泳ぎで土管内を泳いで脱出しましょう。平泳ぎはある程度、上下動を必要とする泳ぎです。そして、キック動作では予想以上の動きをしますので、四角い土管の場合、平泳ぎで泳ぐことができます。


万が一・・・あなたが、横長の長方形の土管にはまってしまったら、これは大変です。平泳ぎはもちろんのこと、クロールも、背泳 ぎも、泳ぐことができません。でも、バタフライなら泳げます!上下への動きでいうと、バタフライが一番浅いところで泳げる泳ぎ

なのです。よく、公共施設で、メインプールなどの横に児童用プール(水深50センチ前後)ってついてますよね?あそこで4種目にチャレンジしてみてください…バタフライしか、まともに泳げないはずです。


万が一・・・あなたが、丸い普通の土管に迷い込んだら、クロールで全力で泳いで脱出できることでしょう。もちろん、正しいフォームをマスターしている場合ですよ。


万が一・・・あなたが、三角形の土管に追い込まれてしまったら、背泳ぎならぶつからずに泳げるはずです。水中では左右に結構幅をとるのですが、水面では三角形の頂点の部分でリカバリーできると思いますよ!


まあ、どれもギリギリの大きさの土管に、ついうっかり迷い込んでしまった場合(だから、そんなことないのだろうが)の話です。

泳ぎの特徴というか、泳型の特徴のお話です。



泳ぎの形


「平泳ぎ」と「バタフライ」は、左右対称の動きをする特徴があり“サイマルタナス”型の泳法とも言われます。一方、「クロール」と「背泳ぎ」は、左右非対称で交互に動かすという特徴があり、これを“アルタネイト”型の泳法と言い、その二つの特徴から2分類することもあります。


4泳法をまんべんなく練習する際、この観点から1回の練習時に「平泳ぎ」と「バタフライ」を練習したり、次の機会では「クロール」と「背泳ぎ」を練習したりすると、神経系にも効率よい練習の組み立てとも言えるでしょう。


また、「クロール」と「バタフライ」のそれぞれの動作は非常によく似ていることから、この二つをセットにして練習することも効果的な練習ともいえるでしょう。


話は変わり・・・近年では、「プール=泳ぐところ」ではなく、「プール=泳ぐだけではない」という観念もずいぶんと普及してきました。美容のためには、プールでの運動は非常に効果が高いといわれていますが、「それほど、泳げないし・・・」という方も多いと思います。プールでの運動として、近年では「アクアビクス」「水中ウォーキング」などといった、泳ぎではない運動もとても浸透し、人気がでてきました。

泳ぎもウォ-キングも、“水”を媒体とした運動であり、その効果には大きな違いはありません。泳げなくても、プールに足を運んで、プール内をどんどん歩きましょう!陸上でのウォーキングよりも、安全で運動効果が高いのです!!


次回は、話題を少し変えて「水中ウォーキング」についてお話いたします。もちろん、各泳法に関しても、引き続きお話していきますので、ご安心を!!


さて、では明日は土曜日・・・何だか、雨が降るようだし、今晩、水着を探してみてください、明日は、プールへ行ってみよう!!