第546回「自分の頭で考えているか?」 | 社長備忘録

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かくすればかくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂

7月22日(月)今朝のスピーチの内容は、「苦労するから身につく」でした。

 

これまで、懸賞付きクロスワードパズルや川柳などに応募して、何度か当選して商品をゲットしました。

 

昔は、このクロスワードパズルを解くのに、答えを新聞や雑誌を読んで探したり、辞書や辞典などで探したり、時間もかかっていました。

 

しかし、現在では、インターネットが整備されて、小学生でもスマートフォンを持つことが普通になり、Googleで検索すれば、すぐ答えが得られる時代になっています。

 

そのせいか、最近は漢字を書こうとしても正確に書けなかったり、言葉が出てこなかったり、ボキャブラリーが乏しくなっているように感じます。また、絵や図面も手で描く機会が減ってきています。

 

それに、いつのまにか、電話番号を覚えることも無くなっています。

 

まるで、自分の必要なことは全てスマホに入っているように感じます。だから、スマホを忘れたり失くしたりすると、不安な気持ちに襲われて、アタフタしてしまいます。

 

しかしながら、ネット情報はあくまでもコピペで、「簡単に手に入るものは、簡単に失う」「楽に得たものは、すぐに失う」という言葉がある通り、いつまでも頭に残ることはありません。それにフェイクニュースやデマに騙されることもあります。

 

やはり、知識として得るのであれば、手で書いたり本を読んだり、自分で苦労して考え気づくというプロセスが大切になると思います。そして、一度ものにした知識は蓄積されて、応用も効くようになると思います。

 

最後に、どんなにIT化が進んでも、多くの言葉を使えて正しく文章が書けることを、人として大事にしていかなければならないと思います。なぜならば、人だけが言語を使ったコミュニケーションができるからです。

 

以上、ありがとうございました。