2Violins&Violaの曲に選んだ
マルティヌーを取り上げてみようと思います。
マルティヌーは
チェコ出身(1890〜1959)で、
フランス🇫🇷やアメリカ🇺🇸で活躍した作曲家です。
チェコの小さな村の靴屋さんの家に生まれました
教会の管理と火災監視役も
(教会が火の見やぐらの役も果たしているんですね!)任されていて、
教会の鐘楼塔の中で生活し育ちました。
お父さんはアマチュア劇団の熱心な団員さん、
お母さんは歌好きで歌手と靴屋をやっている人を
居候させている事もあり、
音楽環境はありました。
仕立て屋さんに7歳でヴァイオリンを習ってメキメキ上達って、よっぽど才能あったんですね。
その後、弦楽四重奏団の奏者となって
12歳では弦楽四重奏曲の作曲をして
プラハ音楽院に入ったものの、物足りずサボってばかりで退学。
その後27歳でチェコフィルの2ndヴァイオリン奏者となり29歳で作曲家デビュー。
念願のパリに渡って作曲の勉強を続けました。
ルーセルやスークに師事して
ドビュッシーのようになりたい、
と思っていたそうです。
ナチスのブラックリストに名前が上がり、
友人の勧めで渡米
12年間のアメリカ生活の中で
バルコニーから落ちた後遺症でその後も頭痛、
耳鳴り、難聴などの後遺症に悩まされました。
故郷に帰りたかったのですが、社会情勢から
断念。ヨーロッパまでは戻ります。
結局亡くなるまで、故郷には帰れませんでした。
望郷の念から
自分の名前から取った音名象徴や、ドボルザークのレクイエムの引用をした曲が残されています。
マルティヌーは作曲の依頼が数多くあり、
断れないタチで
作曲数は20世紀ではヴィラロボスの次に多く
400を超える数の作曲をしたようです。
2Violins&Violaもここにこの3人いるから、
なんか作ってよ、と
誰かに頼まれて作ったのかも…しれませんね。
軽快でオシャレな楽しい曲です
暗号がいっぱい隠されていそうな曲なので
6月までじっくり解読していきたい
と思います♪♪
6/22(金) 19:00〜プリモ芸術工房