万城目慎之介について | 人様に傷つけられるような安いプライドは持ち合わせてございません。

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プロを目指し爆走中の劇団「Z・A」の主宰木田博貴のブログ。
いろんな事を日々綴るつもり、「Z・A」の最新情報なんかも載せる予定。

こんばんは
いきなり涼しくなってきて、毎日急に雨が降ってコロコロコロコロと、良い女ぶった女心並みに掴みづらい天気ですが、元気ですか?
僕は元気満点です、きっと

さて、今日は浜松へ飲みに行ってきます
藤枝から浜松って大体電車で50分くらいなので、その時間使ってブログ書こう、と言うナイスアイデアを思い付いたので、書いてます(笑)

ちなみに浜松には、ムナポケの女優さんに会うために行きます
今年は浜松に飲みに行くことが多いなぁ

さて、なので浜松繋がりで、少し「幻碌三文オペラ」について思い出そうかと(浜松の演劇ユニットFOXWORKSさんとのコラボだし、浜松公演あったしね)
俺が演じたのは万城目慎之介
盗賊の頭領で、人殺しで、犯罪者
そして「色男」

最後のワードがハードルたけーよ!

いや、もちろんやる気はあったけど、やっててやっぱり苦戦したね
いつもの俺が描くかっこよさとはまた違うかっこよさが必要で
一番悩んだのは、「主役」ってことだよね

これは以前にもぶつかったことがあって
主役を任される時は、やはりお客さんに近い存在であろうとしてしまうし
お客さんは主役を通して世界観を体験しやすいと考えてるから、やはりどこかに純粋さや、無垢な存在、要素があると思ってしまうのね

でも慎之介は普通に悪人なのよ
ひでーやつなのよ
クソヤローなのよ

それが難しくて
愛嬌があったり、抜けたところがあったりすれば、締めるところがカッコよく決まるんだけど
慎之介は常にカッコいいのよ

で、モテなくてはいけないの
いや、モテようとしてないのに、モテるの
それはね、次元が違う訳ですよ、こちらとは

こちとら昔からどうやったら女の子にモテるか考えて、女の子と話したり、優しくしたりするわけじゃん?
なのに、慎之介は無意識に惚れさせちゃう感じで

そんなのどうやったらいいかわからんじゃん

だから凄く苦戦したねー

静岡公演では掴みきれてなかったねー
結局掴みきれたかも分からないねー

でも、浜松公演では、自分の中で
「主役」って意識を捨てて挑戦してみた
慎之介の周りで振り回される女性が主役で、慎之介は軸にはなるけど、主役ではない
だからお客さんの望む主役でなくて良いし
悪役で良いじゃないかと
そう考えたら大分楽に舞台上で振る舞えたかな

よくよく考えたらZ・A作品に出てくる悪役に近いイメージでやれば良いと思って
昔の感覚を引っ張ってきてやったんだよ
特に浜松公演の2回目は特にそうかな
一回目は自分自身がまだ少し媚びてる部分を感じたから
2回目はそれを無視してやってみた
だから2回目、千秋楽が一番楽しんだかなぁ

でもいまだに「色男」ってのは分からないね
「色気」とはまた違うもんなー
機会があればまた挑戦したい役だったなー
万城目慎之介


ああ、そう言えば何の因果か
以前にもぶつかったことがあってって書いたけど
それは9年前の「赤を啜り、終焉は虚無と知る」ね
それも主役ってことで苦戦したなー

そんな昔苦戦した作品に今再び挑戦しようとしています
2020年2月29日(土)に清水マリナートにて
生まれ変わった「赤を啜り、終焉は虚無と知る」を上演します
恐らく過去最高のエンターテイメント
至高の時間を届けるから
必ずこの日は空けておいてくれ

ここでしか観れない舞台が産まれる瞬間にみんなで立ち会ってくれ


おし、更新!!!