大学の練習会が控えているなか
息子とパパさんとの間に不穏な空気が流れました。
息子が生まれた時、お店のオープンで毎日がとても忙しく、息子と一緒にいられる時間が殆ど無かったパパさん。
少しでも息子と一緒にいられるように、時間を作って送り迎えしたり、困った事かあれば何時間でも話を聞き、息子の為に…といつも一番に考えてきたパパさん。
そんな姿を微笑ましいと思ったし、子供を大事にしてくれて、ありがとう…と思っていました。
大きくなるにつれ、そんなパパさんの行動に少し構い過ぎではないか…と思う事がありました。
時にはお店を休んでまで息子の為に動こうとするパパさんに、
『そろそろ、ここは一人でも大丈夫なんじゃない?』と言うと
『じゃあ、何か起きた時は責任とれるのか?』
『万が一、事故がおきてもいいのか?』
と不安を煽られ、返す言葉がありませんでした。
高校生になり、
学校、部活、友達との時間がメインとなり
何か分からない事があれば、すぐに携帯で調べ、自分で考えて行動するようになったので親の手助けというものは必要なくなっていました。
そんななか、県外の大学への練習会において心配したパパさんが
『こうした方が良いんじゃないか』
『俺が時間を作ってやるから…』
と息子にあれこれ言うだけでなく
一緒についていこうとする…。
調べてあげるのは良しとしても
助言だけに留めて、あとは息子自身に任せてみればいいのに…と思っていると
案の定、
怪訝な顔で
『大丈夫だから…。そこまでしなくていい…。もう一人でやるから』
と息子が反論しました。
二人のやり取りを見て
もう親の手助けや意見などは本当に困った時だけでいいんだ…と感じました。
それなのに、
『じゃあ、一人でやれ。俺はもう何も手伝わない』
と、急に突き放すような言い方をしたパパさん。
おいおい、
そうじゃないよね、、
息子のテンションを下げるな!
って思いました。