40歳を過ぎて
市から何度か検診のお知らせのハガキが来ていたけど
仕事を理由に
なんとな~く後回しにしていた私…
今回、ようやく行ってきました。
今から約12年前…
明るくてハキハキしたTさん(40代後半)という方がバイトで入ってきました。
当時、30代になったばかりの私。
これまで年下のバイトさんとやってきたので、少々不安はあったものの
仕事をする上で、わきまえてくれていたので一緒に働きやすく、とても話しやすい方だったので他のバイトさん(20代の方や学生さん)達ともすぐに仲良くなりました。
仕事が慣れてしばらくした頃、
Tさんから
じつは、乳ガンが再発してしまい…手術をしなければならないんですがそれまで、お願いなんですがギリギリまで働かせてほしいんです…
と言われた事がありました。
これまで既に二回手術をしていて
完治していたと思っていたのに…
転移してしまって…
ご迷惑をかけてすみません…と。
Tさんには小学生の男の子が二人いて家族の為に、自分の身体が動かなくなるまで、とにかく働きたいと言っていました。
この時、私はTさんのこの言葉に衝撃を受け
自分もそんな気持ちで毎日頑張らなくては…と思うきっかけをいただきました。
手術日が決まり、お店で働ける期間が残り少なくなってきた時
Tさんはお薬を服用していたようで
調子が良い時もありましたが
顔色はかなり悪く、口数も減りパッと見ると辛そうにしゃがみこんでいる姿がありました。
もう接客が出来る状態ではない…
裏方に回ってもらったり早めに帰しました。
その後、ご実家に戻られ入院。
無事に手術が終わったと聞きましたが直後、東日本大震災が起きました。
強い地震により私達のお店でも食器類などが大量に割れたり、冷蔵庫が壊れたり、計画停電により、しばらくまとまな営業が出来ない日が続きました。(息子は保育園児でした)
とにかく元に戻るまで必死でした。
そんな時
Tさんが亡くなった事を聞かされました。
これまで自分達の事でいっぱいだった…と涙が止まりませんでした。
『女性は絶対に、早いうちから乳ガン検診をしておいた方がいいですよ!早く見つかればその分、早く治せるんですから!絶対に検診に行ってくださいね』
と、口癖のようにいつも私に言っていました。
そんなTさんの言葉を思い出した事もあって検診に行ってきた訳ですが
初めてのマンモは
意外に痛かったですね…Σ(・∀・)