クラブチームに行かない選択 | 日々創笑・勉強とサッカーの両立を目指して

日々創笑・勉強とサッカーの両立を目指して

小学生からサッカーゴールキーパーを頑張る身長190㎝越えの大学生の息子と、飲食店を経営している私達夫婦の日々の出来事。

今の時期、各クラブチームのセレクションにて、すでに合格した子もいれば、これから受ける子もいると思います。

息子も昨年は今のクラブチームに受かるために必死で、いつの間にか私達夫婦も一生懸命だった事を思い出します。

ママ友のTさんの息子S君も小さな時からサッカーをやっていて、いろいろなクラブチームの練習会に参加。
ようやく行きたいと思えるチームを見つけた矢先
『やっぱりセレクションは受けない』
と突然言ったそうです。
『なんで?ここで終わらせていいの?』と少し気が立ってしまったというTさん。

【俺は今まで自由にサッカーをさせてもらった。これ以上、2人(妹弟)に迷惑をかけてまでサッカーを続けたくない。俺は部活に入るから、サッカーをやりたがっている弟に時間を作ってあげてほしい。】

Tさんは数年前から旦那さんと別居していて、これまで子供3人の予定や行事など一人で全部こなし育ててきました。

そんなお母さんに感謝の言葉と一緒に、経済的な事も指摘されたそうで…。
Tさん何も言えず黙ってしまったそうです。

これまで続けてきたサッカーをこのようなかたちで終わらせていいのか?
という気持ちと同時に
たしかに経済面では不安があった…
だから少しホッとしている自分が情けない…
と涙目で話したTさんを見て
切なくなって
私も涙が出そうになりました。

妹と弟、お母さん…。いろいろな人達の事を考え、きっと悩みに悩んでようやく決断した6年生のS君はクラブチームに行かないという選択をしました。

誰かが言ってました。

みんなが楽しくサッカー出来るのは小学生まで。

そうなのかもしれない…って少し複雑な気持ちになりました。