息子も昨年は今のクラブチームに受かるために必死で、いつの間にか私達夫婦も一生懸命だった事を思い出します。
ママ友のTさんの息子S君も小さな時からサッカーをやっていて、いろいろなクラブチームの練習会に参加。
ようやく行きたいと思えるチームを見つけた矢先
『やっぱりセレクションは受けない』
と突然言ったそうです。
『なんで?ここで終わらせていいの?』と少し気が立ってしまったというTさん。
【俺は今まで自由にサッカーをさせてもらった。これ以上、2人(妹弟)に迷惑をかけてまでサッカーを続けたくない。俺は部活に入るから、サッカーをやりたがっている弟に時間を作ってあげてほしい。】
Tさんは数年前から旦那さんと別居していて、これまで子供3人の予定や行事など一人で全部こなし育ててきました。
そんなお母さんに感謝の言葉と一緒に、経済的な事も指摘されたそうで…。
Tさん何も言えず黙ってしまったそうです。
これまで続けてきたサッカーをこのようなかたちで終わらせていいのか?
という気持ちと同時に
たしかに経済面では不安があった…
だから少しホッとしている自分が情けない…
と涙目で話したTさんを見て
切なくなって
私も涙が出そうになりました。
妹と弟、お母さん…。いろいろな人達の事を考え、きっと悩みに悩んでようやく決断した6年生のS君はクラブチームに行かないという選択をしました。
誰かが言ってました。
みんなが楽しくサッカー出来るのは小学生まで。
そうなのかもしれない…って少し複雑な気持ちになりました。