『「し」が「すぃ」になるので直したいです。』とオンラインレッスンにお越しになった生徒さん。
『自分では「し」と言っているつもりでも耳で聞こえる音が「すぃ」となっています。』とのこと。
確かに、私の耳でも「し」が「すぃ」の発音に聞こえるため、上記の生徒さんのお悩みが、
『「すぃ」と言っているつもりでも、耳で聞こえるのが「すぃ」となっています。』
ムムム・・・。ややこしい・・・笑
会社で聞き返されることはないのですが、耳で聞いていて、とても違和感があるとのこと。
友人にも指摘をされるとのことで、早く直したい、とのことでした。
この「し」が「すぃ」に近い発音に聞こえるとは、本来は日本語の「し」を出したいのに、英語の「C(すぃー)」になっている状態です。
「し」が「すぃ」や「す」に近い発音に聞こえる原因は、舌の位置に間違いが起きていることです。
さ行が言えない原因は、下記でご説明しています。
さ行の発音理論は下記でご紹介しています。
舌を確認すると、「し」が「すぃ」になる原因が把握できましたので、早速滑舌トレーニングを開始です!
舌がつりそう〜
アゴが〜
と、歓喜の悲鳴を聞きつつ。笑
ヴォイスレッスンジャス特有のソフトスパルタ?な時間を過ごして頂き、文章をお読み頂くと、
「舌が軽いです!」と生徒さん。
ブラボー!!
この時点でまだ「し」の練習は行っていませんが、舌を正しい位置で固定をしたことで、舌の動きが軽くなった、と言う流れです。
生徒さんの「し」が「すぃ」になる原因は、下記にありました。
・舌の位置の間違い
・空気の通し方の間違い
・舌の緩み
舌を安定させるため、良い状態をご自宅でキープして頂きまして、「さ行」の「し」の練習に入りましたところ、
生徒さん:「すぃーすぃーすぃーしーしー」「あ!これですか!?」
私:「そうです!」
生徒さんは自分の耳でも「し」と聞こえたとのことで、
ブラボー!!
音が出たら、これを固定するのみ!
ガンガンと「し」を繰り返し固定しました。
(生徒さんに後で聞くと「もうやめて〜!」という感じだったとのこと。笑)
良い音が出た時は、固定する方が良いので、ずっと繰り返します。笑
無事に「し」が「し」となりましたので、言葉に繋げられるように、日々練習を頑張って頂きまして、調子を伺うと、
『話していても「し」が「すぃ」ではなく、「し」と聞こえるようになりました!』
『以前だと「7時」が「すぃちじ」のようになっていましたが、自分でも言えているのが分かります。」と生徒さん。
ブラボー!!
「し」と「すぃ」が完全に区別して発音できるようになっています!
当初は、お悩みを話していただく時に「すぃ」が「すぃ」に・・・・ややこしくなっていましたが、綺麗に発音できています。
改善に繋がったのも、生徒さんが、腹筋を毎日200回・・・いやいや、滑舌に腹筋は必要ありません。笑
舌のトレーニングをご自宅で頑張って頂きました成果ですので、いつもながら生徒さんの頑張りに大拍手です
今後は、言葉を気にせずに、お仕事に励んで頂ければと思います!
日本初、滑舌トレーナーによる
滑舌矯正、滑舌トレーニングを行う東京・渋谷の滑舌教室です
滑舌の診断も行っていますので
詳しくは下記HPをご覧ください