とても礼儀正しく、好青年です。
「以前から、滑舌が悪く、話すことが苦しいと思う時があります。
就職活動を控えているため、早く治したいです」とのこと。
ら行が言えない理由は、主に3つあります。
1、舌の形
2、舌先の位置の違い
3、アゴの開け方
1、舌の形とは、舌の長さや厚みのこと。
発音してきた状態により、舌が細くなったり、平らになるなど、
皆さんそれぞれ、舌の形が違うため、言えない理由も様々で、その改善方法も様々です。
例えば、舌が短いと発音がしづらい、という方は多いと思いますが、
その理由は、舌先を持ち上げて発音する言葉で、
長さが足りず、舌を持ち上げづらいため。
舌小帯(舌の裏の筋)が短い方の場合は、特に、ら行の発音が苦手です。
芸能人の方が、滑舌の手術をした、なんてことを聞いたことがあると思いますが、
結果は?
よく、お越しになる生徒さんから、伺う事は、舌小帯の手術をしたが、以前よりは良いと思うが、思った程、滑舌が良くならない、ということ。
生徒さんもこの一人。
手術後は、良くなると思っていたので、
精神的に楽になった、そうですが、
月日が経つにつれ、「あれ?発音は良くなっているのか?」と、
以前のまま、発音がしづらいことに気が付いたとのこと。
この理由は、
舌の長さの確保には至ったが、実際に発音するトレーニングを行っていなかったため。
昔の癖のまま発音してしまえば、長さが変わっても発音はしづらいままです。
朗報なのは、正しい発音の位置でトレーニングを行えば、
今の状態の方が、以前の短かった時より、サクサクと言えるようになること!
さて、1の説明が長過ぎて、3まで書けるか・・・と不安です。
2、舌先の位置の違い、とは、発音の位置が間違っている、ということ。
以上。
端的に書き過ぎでしょうか。
それでは、補足で、発音の位置が間違っているのであれば、”正す”ということが必要です。
舌が英語のRのように、巻いてしまえば、巻いた音になるなど、
舌の動かし方によって、音は変化します。
3、アゴの開け方とは、適度な大きさにすること。
滑舌良く話すためには、口を大きく開ける!と聞くと思いますが、それは大昔の話。
もちろん舞台など、大きな声を出す際は良いと思いますが、
日常会話の時に、必要か、というと疑問です。
ら行が苦手な方は、発音しようと、
舌を動かすとともに、大きく口を開ける場合が多いように感じます。
ありがとうございますの「り」が言えないのも、これが原因です。
もちろん、声の出づらさを感じている方は、「声」の方に課題があるので、
別角度でトレーニングが必要です。
ら行が苦手な生徒さんの話が、どこかへ行ってしまいましたが、
ご自宅でのトレーニングを頑張って頂きましたところ、
最近の調子を伺うと、
「発音が楽にできるようになってきました」とのこと!
発音の仕方が分かり、明確にトレーニングを行って頂いている成果ですので、
素晴らしいです
練習をすればするほど、良くなりますので、
就職活動でも活かせるよう、引き続きトレーニングを頑張って頂きたいと思います。
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