取るべきではないところからは取らない | 長坂憲道(作曲家、アコーディオン奏者)
2018年05月14日(月)

取るべきではないところからは取らない

テーマ:音楽著作権

おはようございます。

雨上がりの月曜日、今週は暑くなるとのことですが、もうこの時間から半袖でもいいかな?と思えるような日差し。

月曜日は朝からきじばとの家でのレッスンが続きます。

音楽教室きじばとの家はオンリーワン講座が多いため、常に遠方からの受講者さんも居らっしゃいますが、今日も三重県の伊賀市(奈良、滋賀、京都が近い)の人と、その後の時間には同じく三重県の鈴鹿市(どちらかというと名古屋の方が近いぐらい)の人のレッスンが続きます。

とてもありがたいことです。

このブログ+YouTubeで2月1日から続けていたデイリー新動画投稿は束の間の休息をいただきますが、過去の動画を紹介しつつ、ブログはできるだけ毎日書き進めていきたいと思ってます。



今朝は、このブログでも中心的な話題のひとつ、音楽著作権に関する情報を書きたいと思います。

著作権に関する話題、とりわけJASRACにまつわる話題では「また聞きのさらにまた聞きの・・・」もはや出所なんて全く分からない話を、「知り合いの話し」とか「友人が言ってたとか」SNSで無神経に発信してしまったものが巷にあふれかえっているのが現状です。

その誰から聞いたの?その問題を提起していた作詞・作曲者の名前は?と聞き返しても、むにゃむにゃむにゃ・・・話題の出所について回答してくれるケースはゼロです。

一方、実際の著作者本人、またはレコード会社、音楽出版社、芸能事務所等々、権利の当事者サイドからの発信なんて、ほぼ皆無なのが現状。

この1年程で公平かつ正しい情報が随分と増えたなあという印象もあるけど、比率的にはデマ情報99.99%に対して事実の発信は0.01%程度のバランスでしょう。

まだまだ当事者による事実の発信は少なすぎますからね。

民衆、特に日本の国民性を考えると、それが例え出所の分からないデマであっても「みんなが言ってること」が根拠となり、それが簡単に正論となってしまう。

JASRAC=悪であるということが、まるで常識のように思い込んでる人があまりにも多いこと。

JASRACにまつわる話で耳にする機会が多いのは「取りやすいところから取れるだけ取る」といういわれよう。

これも実は違うんです。

対象楽曲がJASRACの管理楽曲か否かをきちんと調べて、利用料をいただく必要の無いケースを、何より先に調べるのが一番の仕事なのです。

「取れるところから取る」のではなく「利用料を頂くべき場面じゃないところからは、絶対に頂かない姿勢が基本」と解釈していただく方が正しいのです。

この点を予めきちんと調べて丁寧に仕事しないと、インターネットが普及した現在、SNSなどを介し一瞬で大炎上してしまいますからね。

それに間違った徴収が有ると、謝罪や返金手続きなどで、余計な手間暇がかかってしまいますから、大人の仕事として集金対象か否かの正確性を追求するのは至極まっとうな仕事のやり方なのです。

集金するだけ集金して著作者に分配していないなんて話も、デマの極み。

もう、ほんと、誰か当事者から話を聞いたわけでもないのに、そんな話を信じ込んでしまってる人が多いこと多いこと。

JASRACによって集金された楽曲利用料は、全額が著作者に渡るのです。

 

この事実はJASRACと信託契約のある著作者なら正しく理解しているはず。理解できていないのなら今一度勉強し直しましょうね。

僕自身が利用者、著作者両方の立場として確認した例を紹介しましょう。

例えば昨年に音楽教室きじばとの家と僕・長坂憲道が主催したアコーディオン音楽イベントの"Bellows Boot Camp 2017"では、僕は司会者のみで演奏はしませんでしたが、僕の楽曲をカバー演奏してくれた出演者をはじめ、奏者の自作曲から様々なカバー曲を5組の出演者たちが演奏をしました。

僕は主催者としてJASRACに利用許諾申請と、曲目リストを送ります。

すると、JASRACが著作権を管理している楽曲のみに金額が計上され、JASRACメンバー外の作品の場合には"NM(Not Menber)"との記号が入り金額は¥0となります。

また、著作者の死亡から50年以上が経過した楽曲には"PD(Public Domain)"との記号が入り、当然ながら金額は¥0となります。

未だに消えない巷のデマで頻繁に目にしますが、著作権の保護期間が切れた雅楽やクラシックの類に請求があったなんて話も、JASRACメンバーではない著作者の作品に対して請求をしたなんていう話は、ぜんぶ嘘です。

間違って請求してしまうと、後で面倒なことになるので、その辺の事前調査は繊細に仕事しているというのが現実でしょう。

そんなことは普通に考えればわかりますよね?自分が集金の仕事をする立場に置き換えると簡単でしょう。

JASRACのスタッフも、アナタと同じ人間ですから、同じことを考えて仕事をしているのです。

一方、僕のオリジナル曲をカバーしてくれた報酬は、ライブイベントでの音楽著作物の利用料金として支払った総額の中から、曲数、時間、演奏回数などを考慮して公平な計算で割り出され、その全額が僕に分配されます。

その計算は極めて妥当性が高く且つ透明性の高いものなので、余計にピンハネされていないという事実も簡単に確認できます。

何といっても自分自身で支払った額を知ってるのですからね。

また、僕以外のJASRACメンバーが作った作品・著作者に対しても、これと同じように分配されているであろうということが簡単に想像もできます。

ちなみに、前回は僕以外にも出演者にJASRACメンバーの作曲家・演奏家である小松蘭も居ましたが、彼女の作品に対しても公平に分配されている事実も確認済みです。

もう一度言いますが、利用者さんが支払ってくれた利用料金は、全額が著作者に渡るのが基本中の基本です。

そして著作者は頂いた利用料金の中から、支分権(ライブで演奏したとかテレビで流れたとかカラオケで歌われたとか・・・)いろんな場面に応じて手数料が決められていますので、それを「著作者がJASRACに支払っている」だけです。

JASRACが集めたお金を黙って懐に入れるとか、ピンハネをしている事実は一切確認できません。

一般社団法人というスタイルは株式会社と違い非営利組織ですから、富を懐に蓄えてはいけないのです。

もし、そんな不透明なことが有るのなら、誰よりも許せないのは、僕ら著作者自身ですからね。


 

当事者は僕ら著作者ですから。

それに、ハッキリ言って巷のデマを信じて騒いでるおバカさん達には無関係な話しでもあるんですよ。

それと、僕らが嘘をついてまでJASRACを庇う必要はありません。

もし不透明、そして不正の疑いがあるのなら、アナタ方が怒る以前に僕らが怒るべき場面なのです。

当事者は僕ら著作者ですし、実際に損をするのも僕ら著作者なので、そこんとこは無関係な皆さんにああだこうだ言われなくても、自ら勉強していますし納得が行かないことが有ればすぐにJASRACに相談してますから。

分からないことが有って質問すると、JASRACはスグに丁寧に教えてくれるってのが事実なんですよ。

丁寧に仕事をしていて、著作物の管理やお金の流れについても疑う余地がないということは、実は当事者である僕ら著作者が一番よく知ってるのです。

まったく関係ない人たちが無責任に勝手なことを言い過ぎているだけです。

僕ら著作者とJASRACの間での日々のやり取りには特に問題も無いので、僕ら当事者が意見を発する機会が非常に少ないのも当然なんですよ。

皆さんも、例えばコンビニで買い物をして、きちんと正確にお釣りを頂いた!なんて、いちいちSNSで話題にしないでしょ?



さて、今日の動画は僕・長坂憲道のオリジナル曲「ぼくの太陽きみの太陽」です。



8年前に廃校となてしまった大阪府立少路高等学校の音楽室で放課後に演奏~撮影したものです。

ちなみに、この曲の再生回数は24,000回ほどですが、YouTube→JASRACを通じてきちんと僕の手元に音楽著作物の利用料金(動画等での公衆送信利用)が渡っています。

JASRACがお金を取るだけ取って著作者に払っていないなんていう事実は、僕がJASRACの信託者・正会員となって15年ほどの間に一度も経験・確認したことはありません。

最近ではSNSを介して多くのJASRACメンバー著作者達とも交流できるようになりましたが、身近でもそんな問題は一度も聞いたことが有りません。

そういえば、この楽曲に対しても以前に・・・

 

Norimichi Nagasaka 様

あなたの動画「ぼくの太陽きみの太陽」に、
〇〇〇さんが所有またはライセンスを所持している
コンテンツが含まれている可能性があります。

というとんでもない著作権確認が送られてきたことが有ります。
↑この件は、少し前のブログにて。

権利者でも何でもない第三者が手あたり次第に、そして平気で権利の主張を送り付けてきます。

2月1日から毎日動画を投稿し続けているということもあり、特に今はこの問題に関心を持って勉強中。



また、このブログで紹介しているようなアコーディオンの演奏動画を見て、いいなあと思っていただけましたら、是非とも長坂憲道のアコーディオン演奏動画チャンネル←クリックすると簡単に登録できますので、皆さん何卒よろしくお願いいたします。

「この曲をアコーディオンで聴きたい」と思いつき次第、コメント欄にて気軽にリクエストしてください。

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