こじつけでもつじつまを合わせるのが好きだという方はいらっしゃいませんか?
先日放映された金曜ロードショー「ハウルの動く城」をご覧になりましたか?
わたくしは映画館で見ていたにもかかわらず、もう一度見入ってしまいました。
といいますのも、魔法+異世界+恋愛+女の子の活躍+ハッピーエンドという大好物テイスト満載でございまして、ファンタジー好きとしては見逃せないと感じていたのでございます。
ですが、腑に落ちないといいますか、よく分からない点がございました。
それは恋愛の点でございます。
宮崎アニメはラピュタにナウシカに魔女の宅急便、もののけ姫に千と千尋と大抵のものは見ておりますが、主人公たちがはっきりと「愛してる」と台詞で言うものはなかったように思います。
大抵がほんのり好意を持ち合う感じでございました。例えばラピュタのパズーとシータ、魔女の宅急便のキキとトンボのように。
今回ははっきりと「愛してる」と叫んだ点が画期的だったように感じたのでございます。
そしてそれが訳が分からない。
ハウルがソフィーを好きになる理由は分かります。ソフィーは健気だし、自分の敵に優しいし、面倒見が良いし、頑張り屋だし、家事も出来る。中でも一番ぐっとくるシーンは荒地の魔女からカルシファーを受け取るところでございます。わたくしならさっさと返せとどついてやりたいところでございますが、彼女は魔女をぎゅっと抱きしめ、お願い、と頼むのでございます。ソフィーの優しさというのは十分に伝わってきました。
ですが、ソフィーがハウルを好きになる理由が理解不能でございます。
私は綺麗だったことなんて一度もないと泣いておきながら、ハウルの外見に一目惚れということではないでしょうし、身を呈して自分を守ってくれるというのも元々ハウルが撒いた種の部分もございますし、彼女は守りたいというハウルに反発して城を破壊してしまうのですから。
そうなると一生懸命つじつまを合わせたいためにこじつけたくなってくるのでございます。
ハウルの財力や魔力が目当てだったのなら、確実にカブと一緒にいた方が幸せになれたので、違うのでしょう。
外見ではないことも確かでございます。
となりますと残る可能性は性格。弱虫の腰抜けじゃないと駄目だ、と言っておりましたし、そういう性格が好みなのでございましょう。
つまりはソフィーはだめんずウォーカーだったということでございますね。
とはいえ、恋愛話につじつまを合わせようとすることが無粋なのでございましょう。
だからもてないんだよ。