知名度がそれなりにあるはずなのに「プログレの話題」となるとあまり俎上に載ることが無く語られないバンドがいますが、英国の「STACKRIDGE」もこれに当てはまるかもしれません。
再結成後2010年代も活動していましたが、やはりメインの活動時期は1970年代の前半だと言えると思います。
この時期に発表された5枚のスタジオアルバムのうち特に有名な作品は最初の3枚ということになるでしょう。
なぜか、このスタックリッジ、去年からいきなりリマスター盤の再発が相次いでいます。Expanded Editionと言うことでいずれもボーナストラックのライブ音源を多数同時収録しているので2枚組となり値段が高いのです!1枚でも発売して欲しいなあ!!
とりあえずバンドのサウンドを知らない方のために1曲紹介
、、まあ、この曲が適切かどうかわかりませんが 笑
God Speed The Plough
インストです。これ初めて聞いた方は驚きますよね。
バンド?、これロックなの? プログレ?
ジャンル分けが困難ですが非常に魅力的な楽曲であることは間違いないと思います。
スタックリッジはメンバーにヴァイオリンとフルート奏者がいること、主旋を歌えるボーカリストが複数居ることなどが大きな特徴かと思います。
初期のサウンドは時折こぼれ出るトラッド寄りのフレーズ+ビーチボーイズ風コーラス+ビートルズを彷彿させるメロディライン(よくわかりませんが田舎のビートルズとも評されているようです 笑)、ストリングスを配して作りこまれたサウンド、それでいてポップさもあるという様々な要素を含んだバンドです。
こういうイメージや特徴なので実態をとらえる事が難しく、プログレという括りでも語りにくいのかもしれません。
まあ、ジャンル分けなんてほとんど意味ないのですが。
次のこの曲、端正なボーカルが素晴らしいです。
ノスタルジィまで感じさせる古き良き時代のポップの手触りがお見事です。沁みる曲。
Humiliation
この曲がバンドで一番有名な曲だと思います。個人的には普通かなと思うのですがこういうのが一番人気あるんですかね、、、
Fundamentally Yours
繊細な1曲、、、コーラス!
Friendliness,Pt.1
こういう曲をさらっと作れるところがバンドの懐の深さでしょうか。
Anyone For Tennis
長尺曲ですが好みです。ストリングスとフルートが効果的
Syracuse The Elephant
2nd,3rdアルバムからの曲ばかりだったので5thアルバムからも1曲。相変わらずメロディが抜群かと。やはり英国ですよね。
The Slater's Waltz
という訳で興味を持たれた方は色々と聴いてみてください。