昨日の骨董市にて、紙もの業者の鬼太郎(おにたろう)さんの
お店で購入した幼稚園の「出席カード」。
昭和30年代のものと思われます。
裏表紙は、先生を囲んで「かごめかごめ」をしている園児たちの微笑ましい挿絵。
拡大してみると、先生がいじめられているようにも見えますが、「うしろの正面だあれ?」という合言葉を久々に思い出しました‥‥☆
中を開くと、至るところにさり気なく可愛い絵が添えられています。
そして特筆すべきは、各月全て童話や昔話のシチュエーションになっているということ。
シールもそれぞれのシーンに合わせたものになっています。
では、1月から順にご紹介!
「ねずみのそうだん」
誰がねこに鈴をつけるか、という会議中。
話しを聞いているねずみたちのシールが可愛い。
(赤い数字は日曜日。)
2月は「かもとりごんべえ」
裏面に載ってるお話しによると、このあとごんべえさんが人々の頭の上に落ちて目から火が出てその火がもえうつって‥‥となんだか恐ろしい終わりになっています。。。(どんな教訓?)
気を取り直して、3月は「しらゆきひめ」
王子様がしらゆきひめを迎えにきた幸せなラストシーン♬
ランダムに貼られた森のドウブツたちが可愛い。
4月は桜!「はなさかじいさん」
欠席しちゃうと満開にならず、残念!
5月は「赤ずきんちゃん」
おばあさんの家に行くまでの道のりが、チューリップでいっぱいになります♬
6月「したきりすずめ」
たくさんのすずめたちに見送られるおじいさん。
7月「たなばたさま」
8月「うらしまたろう」
空と海が星や魚で華やかになりますが、8月は夏休みなので少しだけ。
9月「ガリバーのお話」
あの有名なシーンが見開きいっぱいに広がっていて、リリパットの住民たちが徐々に増えて行きます。
10月「さるかに」
11月「りょうかんさま」
りょうかんさまがこどもたちとかくれんぼをしているところ。こどもたちはずっと前に帰ってしまったのに、ずっとわらづみのうしろにかくれてじっと待っています‥‥の図。
「さるかに」は、食べ頃な柿でいっぱいの木になります。
ラスト12月「ぶんぶくちゃがま」
子供たちのお顔を着物の色に合わせて、女の子、男の子と貼り分けたようです。貼る前の数字のお顔、シュールですね。
以上、駆け足で昔話や童話を振り返ることができる、素敵な「出席カード」のご紹介でした☆
FIN