バロムとは正義と友情のエネルギーを表わし
ドルゲとは地球の平和を乱す悪を言う
超人バロム1はバロムクロスで変身するのだ!
「魔人キバゲルゲが
赤いバラに狂う!!」
学校の帰りか学習塾の帰りかは不明の小学生3人
「じゃあね、ヒデちゃん!」
「バイバーイ」
しかし今別れたはずのヒデちゃんの叫び声が・・・
「なっ・・・なんだ!?」
「バ~キ~、お前らもこっちにこーい
キバ人間にしてやるぞ」
どう見てもウコルゲだが、キバゲルゲという魔人w
キバ人間というやつにされたヒデちゃん
口からは2本の牙がむき出しに・・・・
「ぐぁぁぁぁぁーーーーっ」
ヒデちゃんの友人も牙を突きさされ、血を吸われる
「バ~キ~、今日からお前らもキバ人間だ
これで13人目!!」
キバ人間にされた子供は、美しい者を見ると
破壊したくなるらしい
ヒデちゃんの友人のひとり、オサムもキバ人間に
されてしまい、オモチャ屋に飾ってある人形を
破壊しようとする
「コラッ!クソガキっ、何しやがるんでぇ
マスクで顔まで隠して、とんでもねえやつだっ」
怒った店の親父が出て来た
グサッ
「ぐぁぁぁぁぁっ」
親父、キバゲルゲに後ろから巨大な牙を
刺されてしまう
人形を手に取るオサム
すると赤トンボの曲のオルゴールが鳴り出す
無残に破壊された人形からオルゴールが
転がり落ち、赤トンボの曲が流れ続ける
そこに偶然通りかかった猛と健太郎
「今なんか叫び声したよな?」
「ああ、オモチャ屋の方だぜ」
すると逃げて来たオサムと出くわす
オサム、口を隠して二人から逃げる
「あれっ、オサムじゃん・・・・」
どうやらオサムは同じ小学校の生徒らしい
オモチャ屋に駆け付けると、店の前で親父が
死んでいた
「お・・・おじさんっっっ」
「待てよ・・・さっきのオサムの態度もちょっと
おかしかったよな・・・何か関係あるのかも」
キバ人間にされたオサムだが、さすがに目の前で
人が殺された事にショックを受ける
「くっ・・・くそぅ、キバ人間なんていやだぁぁぁぁ」
頭を抱える
猛と健太郎は、オサムを呼び出して問い詰める
「昨日オモチャ屋のおじさんが殺されたの知ってるよな?」
「・・・・・・」
「お前あの時何か見なかったか?」
「しっ・・・知らないっ・・・・俺は何も知らないぞっ
俺を疑うのはやめろっ」
「なんか怪しいな・・・・」
「俺たちお前が関係あるなんて言ってないぞ」
「ううっ、、、、」
「カオリちゃん、オサムを捕まえてくれ」
「そいつなんか怪しいんだっ」
「、、、、、、、」
しかし・・・・
「木戸君っ、白鳥君っ、オサム君の事いじめてるでしよ
先生に言いつけるわよっ」
「い・・・・いじめ!?」
「それは誤解だよカオリちゃん」
「うそっ、さっきオサム君に詰め寄ってたの見たわよ
あたしいじめっ子って大嫌いっ」
「木戸君、白鳥君っ、今日から絶交よっ」
行きましょオサム君っ!」
「ま・・・・まいったなぁ、、、、、」
「お前が怖い顔して迫ったからだよ」
「ルロロロロロロロ~ド~ルゲ~~
キバゲルゲよ、キバ人間作戦は順調か?」
「バ~キ~、はい・・・しかしオサムというガキだけが
どうも出来が良くありません・・・・・
心が悪になり切らないという非行に走っております」
「うむ・・・キバ人間は完全な悪になるはず・・・・
そのガキの心の中を覗いてみよう」
「オサムよ~何をやっておるっ
そんなもの壊してしまえ~バ~キ~」
「うわぁぁぁぁぁぁっ」
オサム、目の前の人形を叩き落とすが・・・・
「うわっ。。。。。」
「お前はキバ人間になったのだ
美しい物を憎むクズに生まれかわったのだバ~キ~」
そこで猛と健太郎と鉢合わせ
「まあもあなたたちひつこいわ!
最低ね」
「カオリちゃん、それは誤解だって、、、、、」
そこにオサムの母が出て来た
「まあカオリちゃん、それにオサムのお友達?」
「違うんですおばさん」
「この子たちオサム君をイジメてるんですよ
すっごい乱暴な子なんです」
「まあ」
「とにかくカオリちゃんだけ入って
その子たちの事は先生に相談するわ」
「え・・・えーーーーっ。。。。」
「ふざけんなよ、、、なんで俺たちが、、、、、」
「完全にカオリちゃんに嫌われちゃったな。。。」
そこに何故か松オジがやって来る
「あれ?松オジ何してるんだよ」
「何って、お前・・・・」
「最近な、マスクの子供があちこちで悪さしてる
らしいんで、ドルゲの仕業じゃないかと調べてたんだ」
「マ・・・マスクの子供!?」
なんと今回松オジの出番はこれだけである、、、
「もう確定だな、オサムはドルゲに取りつかれたんだ」
「でもあの様子じゃオサムに近づけないぜ、、、」
その頃
「ねえオサム君、最近なんか変よ?
なんでいつもマスクなんかしてるの??
別にコロナ渦でもないのに・・・・」
「オ・・・オサム君っ・・・あなたの物になれというなら
なってあげるけど・・・ちょっと落ち着こう・・・ねっ」
カオリはオサムに好意を持ってるらしい
しかしオサムはいきなり襲い掛かる
「キャーーーーーッ、やめてぇぇぇぇぇ
そんな不潔な事はいやぁぁぁぁぁぁぁ」
「おいっ、今のカオリちゃんの声だよなっ」
「仕方ないっ、バロムクロスだっ」
「バ・・・バロム1」
「ウガガガガ、邪魔するやつは殺すぅ~」
「すまんっ、オサム君」
ドスッ
「うっ」
腹にパンチを入れてオサムを気絶させるバロム1