巨人の星(雄飛編)第61話「飛雄馬の初月給③」 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

紅白戦で落球を自己申告した事が仇となり
速水が一軍昇格、飛雄馬は二軍居残りに
内心は後悔している飛雄馬

 

そんなある日、ルームメイトの速水の写真が
壊される事件が発生

 

飛雄馬はすぐにター坊の仕業とわかるが
偶然部屋に戻ってきた速水から犯人扱いされる

 

翌日ター坊を問いただし、やはりター坊の
仕業だと知り、愕然とする飛雄馬

 


「いや、これは俺の責任でもある!
俺の速水への嫉妬がター坊にそんな事をさせて
しまったんだ!!」
ター坊「・・・?」

 


「一軍だとか二軍だとか拘る必要はないんだ・・・
俺は俺のままバカ正直にグラウンドで汗を
流してればよかったんだよな
誰かがわかってくれようがくれまいが
これまたバカ正直に・・・・」

 


「そのバカ正直こそ本当に尊いのだ!」
「そ・・・その声は!」

 


「川上監督っ!!」

 


「バカ正直事件の事は中尾から聞いたよ」
「そ・・・そうですか・・・汗

 


「あれでチームは敗戦、審判も気分を悪くした・・・
だがあの時もしもお前がダンマリを通したら
どうなっただろう?」

 


「お前はそれで反省もせず、もっと大きな試合で
落球をしでかし、巨人が負けたかもしれん」

 


「あれで正解だったんだよ星っ!」

 


「正しい道を守り通すのが星の野球なら
それを貫き通すがいい!!」

 


「か・・・監督」

 


「ほれ、わしのやった背番号16が汚れとるぞ!」
背中の埃を払われる飛雄馬

 


「監督、今日はプロに入って最高の日になりました爆  笑

 


「監督が払い落としてくれたのは練習のドロじゃない
16番を受け継ぐ俺の心の迷いでした!!」

 


「そうか
ところで今日はもうひとつ良い事があるぞ!
早く寮に帰ってみろ!!」

 


「よ・・・よし」
寮に向かって走る飛雄馬

 


「おう星
今月の月給が届いとるぞ!
まだ受け取ってないのはお前だけだ」

 


「げ・・・月給!?
そうか、川上監督が良い事と言ってたのはこれか音譜

 


「しかし練習しかしてないのに給料もらうって
なんか変な気分だな・・・・」

 


給料もらった選手たちは何故か一斉にトイレへ

 


トイレの中で給料袋の中を数えるのが
この時代の流行りだったらしい(^o^;)

 


飛雄馬もトイレに向かうが、すでに満員状態

 


「へへ、初月給かぁ!」
振込ではなく手渡しは俺も経験あるけど
ありがたみはやっぱり手渡しかな・・・ちゅー

 


初月給を何に使うか考える飛雄馬

 


「父ちゃんにはアレだな・・・」

 


「姉ちゃんにはアレがいい」

 


「伴には何にしようかな・・・」

 


「ター坊にはアレしかあるまい」

 


生活費とか税金とかもう少し考えろよ飛雄馬・・・汗

 


飛雄馬からの贈り物を受け取った伴

 


中身は万年筆だ
ちなみに万年筆は今は完全に廃れてるが
当時は入学卒業祝いの贈答品としては
定番だった(^~^)

 


『伴よ、初月給をもらったので
ささやかなプレゼントをさせてもらう
この万年筆で、きたる卒業試験をのりきり
はやく巨人にこい!』

 


伴、これに感動して飛雄馬からの万年筆を
神棚に飾るw

 


「これは星が血と汗と涙で稼いだ金で買った
万年筆じゃ!
きっとインクの代わりにやつの血と汗と涙が
飛び出すわい!!

それ呪いやんけ、、、、(=◇=;)

 


そして拝みだす伴・・・滝汗

 


明子姉ちゃんには、洗濯機かと思いきや
さすがにそれは当時としては高すぎたのかあせる
ハンドバッグだ

 


一徹親父には革ジャン
「明子、飛雄馬からの手紙が入ってたはずだ
読め!」

 


「姉ちゃんもこのハンドバッグ持って彼氏作って
デートでもしろよ、でないと売れ残りの
オールドミスになっちまうぞ・・・ですって」

 


「がはははははは、やつも言いよるわ爆  笑
爆笑する一徹親父

 


「もう、いやな子ねえ・・・汗
しかし満更でもない明子姉ちゃん(*^o^*)

 


「父ちゃん、俺がプロ入りしても相変わらず
日雇い続けてる事に関してはもう何も言わん
ただ寒い中、体だけは気を付けて欲しくて
この革ジャンバーを贈ります」

 


「うむ・・・やつも漸く吹っ切れたようだな」

 


「だがこれからが本当の勝負の世界だ!」

 


「わしには聞こえるぞ
プロ野球の大変動、その前触れの地響きが!!」

 


ター坊には勿論新しいグラブをプレゼント

 


二軍選手とはいえ、一部のファンにこんな事して
後で困るんじゃないかと心配にもなるが(苦笑)

 


昭和のアニメ定番
夕陽に向かって走るのだった笑い泣き

巨人の星(雄飛編)第62話「はじめての勝利」
につづく