侍ジャイアンツ第27話 | 野球侍SAKIのブログ

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ももクロの夢はモノノフの夢

エビ投げハイジャンプで右手首を骨折した大砲は
選手生命の危機に陥り療養のため長期離脱
それを逆恨みした大砲の弟たちが、蛮を襲撃
「黒幕は大砲本人」という疑惑を晴らすため
飛騨に向かった蛮だが、思わぬ事故で大砲が負傷し
傷口が悪化して破傷風にかかってしまう
蛮の決死の努力で大砲は助かり、黒幕疑惑も晴れ
再戦を誓い合う二人であった


というわけで今回は第27話
「狼酋長現わる!」を解説していく
この回はウルフチーフ再登場の回だが、「酋長」が
放送禁止用語と言う事で、再放送では
「ウルフ・チーフ現る!」にサブタイが変更
されている場合がある

甲子園球場の阪神巨人戦
(よく見ると甲子園にラッキーゾーンないぞw)

この試合も蛮の前に阪神打線沈黙

最後のバッター田淵も簡単に追い込まれ
最後はエビ投げハイジャンプビックリマーク


眉月大砲の真似してバント戦法試みるも
ビビってバットに当てる事もできず三振
9回裏に田淵まで回るという事は、ランナー3人は
出たという事か

トラファンから野次られまくる阪神ベンチwww

その頃海の向こうのメジャーリーグでは
ウルフチーフも精彩を欠いていた



必殺の殺人スライディングも相手に見切られてしまう(x_x;)

ブーイングを浴びながらベンチに帰るウルフ

「お前明日からマイナー行け」
ついに監督からマイナー降格宣告

「待ってくれボス、マイナーに行くくらいなら
日本に行かせて欲しい」
この時ウルフは、阪神からオファーがあったようだ

「俺の不調の原因は、日本のバンバに敗れてからだ
あいつにリベンジする事こそ復調への近道ね」

ここから、アスレチックス監督がウルフを発掘
した時の回想が始まる

ちなみにこの時のアスレチックスの監督は
ディック・ウィリアムスという人
Wシリーズ2連覇している

たまたま通りかかった西部のドライブインで
大暴れするウルフチーフ

白人のオーナーが買い取った部族の槍を取り戻すため
このドライブインに殴り込み

このシーン、白人を「白豚」と罵倒するウルフと
インディアンを「赤いやつ」(インディアンへの侮蔑語らしい)
と罵倒する白人など
ピーッ!なセリフが飛びまくるw



この時のウルフの身体能力に、監督が目を付けた
ここは川上が蛮をスカウトした時に似ている

いまやアスレチックスのスタメンも任せられる素材に
成長したウルフの日本行を渋るが
ウルフの説得でこのシーズン限定で許可を出した

ウルフは故郷のテキサスに帰って、打倒蛮の
秘策を編み出す

「おいっ、番場大変じゃー
あのウルフチーフが阪神入りしたぞ!」

「なんだって!?」驚く蛮

空港に到着したウルフを、金田正泰監督自身が迎える

「ほな早速記者会見しよか」
という金田に対して「そんなものは必要ない
すぐに試合に出せ」
と言うウルフ

「あんたが俺に命令できるのは、試合で"行け"
という言葉のみだ」と言い切る

実はこの時の阪神金田監督は、選手からもファンからも
評判が悪くアニメ原作共に良い感じには描かれていない

そこに蛮登場ビックリマーク

久々の再会に歓迎ムードで迎えるが、ウルフはこれも拒否
すでにバリバリの戦闘モードだ


「俺はお前を徹底的にぶっ潰すために日本に来たね
お前が投げるというマキュウも、俺の
"スクリュー打法"の餌食にしてやるメラメラ

「へへっ、おもしれー!受けて立ってやるぜウルフ」

「ふっ、吠え面かくなよサムライ」




その夜の後楽園のカープ戦

この試合の先発蛮は好投し、速いペースで試合が進む

アニメのカープは、ライバル明智も存在せず
蛮のライバルたちの噛ませ犬的な扱いで、とにかく適当
最後の打者は背番号からすると、投手の藤本和宏が
そのまま打席に入ってる(普通は当然代打だけどね)
まあこの頃まだ赤ヘルじゃないし、最下位だからね・・・


試合は1時間ちょいのハイペースで終了
完投した蛮はヒロインもそっちのけで、足早に
球場を出る

するとそこに唐突に理香サマ登場(^o^;)
「蛮ちゃん、川崎球場行くんでしょ?さあ乗って」

「ホントになんなんだろこの女?」不審に思いつつ
理香サマの車に乗る蛮
この後八幡先輩も「わしも乗せろ」と同乗w

試合は9回まで大洋が2-1でリード
※どうでもいいけど途中経過のチームのイニシャルが
雑だなぁ・・(苦笑)
カープがHで中日がC、それはまだいいけど
ロッテがRって、ローマ字表記かよ

どうやらウルフはまだ出てないようだ

9回ランナーが出てチャンスが訪れ
ここで阪神ベンチが動いた

ついにウルフが登場ビックリマーク

背番号は、やっぱり13番
しかしこの背番号、この当時は鈴木晥武(きよたけ)
という投手が付けていた

ただこの鈴木投手、金田監督との関係が最悪で
この年の夏に金田監督をぶん殴って謹慎処分を受けている
勝手にウルフに背番号譲ったのも一因か(笑)
ちなみに金田監督はオフにも権藤投手に殴られたw

大洋のピッチャーはエースの平松

ウルフは突然奇妙な構え

バットをグルグル回し始める(これ反則だよな?)

打球は一見平凡なピッチャーライナー

平松は捕球に行くが、捕った瞬間昏倒
落球してしまう

ああっ、グラブが((゚m゚;)

出塁したウルフは、殺人スライディングという名の
ドロップキック
で大洋の選手を次々襲撃


あっという間に本塁に帰ってVサイン
カープと同様、大洋の扱いも酷い(^o^;)
こっちも原作ではいるはずの、不二立彦という蛮の
ライバル選手がいない・・・
左門豊作はどうした!?

結局阪神が逆転勝ち

「えーっ、こんなの野球じゃないじゃん・・」
驚く蛮と八幡先輩(@Д@;

「次はサムライ、お前の番ねメラメラ
「おお、来いやオオカミ野郎むかっ

第28話につづく



侍ジャイアンツ史上最狂の男ウルフチーフ
原作での登場は、蛮巨人入団1年目の1971年だ


巨人がベロビーチキャンプから帰国して
羽田空港(当時は成田空港はまだなかった)に
降り立ったとたんに、眉月の活躍のニュースと共に
ウルフ阪神入団のニュースが蛮の耳に入る
ストーカーのように蛮を追いかけてきたのだ。(;°皿°)

来日したのは1971年の開幕の日
原作では阪神のスカウトらしいおっさんが出迎える
タクシーの中で何気なくラジオのスイッチを入れると
巨人対ヤクルトが流れてきた
これに対してウルフが激怒( ̄へ  ̄ 凸
「ユーは阪神のエージェントのクセに巨人ファンなのか
なんで巨人の試合なんか流すむかっ


そしてそれに対して阪神スカウトがこんな事を・・(苦笑)
いやまあ言ってる事は事実なんだけどね


それを根に持ってたのか、ウルフ初出場のカープ戦の後
記者会見で、事実上の「ON殺害」を宣言

これを重く見た川上監督は、毒をもって毒を制す
という事で、蛮をONの警護としてスタメン起用
ウルフが打者の時は王さんを守るためライトに
ウルフが二塁に進んだら長嶋さんを守るため
レフトに守備位置を代えるという戦法に
そしてこれが原作における蛮のプロ入り初出場となった

この作戦が見事にハマり、ウルフは
蛮の"アルゼンチンバックブリーカータッチ"で腰を痛め
長期欠場を余儀なくされたのだった(^▽^;)