右足の骨にヒビが入り、1ヶ月ほどの長期離脱に・・
入院中に宿敵大砲が活躍しているのを見て
リベンジを誓う
そして苦心の末、ついに新魔球
「エビ投げハイジャンプ」を生み出す
というわけで今回は第25話
「決戦!宿敵大砲との勝負」を解説していく・・・
んだけど、冒頭からいきなり
「それ時系列的におかしくね?」という場面から
はじまりますw
昭和48年4月27日の交通ゼネストというやつの
ニュース画面から始まるこの回
ちなみに交通ゼネストとは、ゼネラルストライキの
略で、簡単に言えば全ての鉄道機関がストライキで
止まっちゃう事
もう私鉄から新幹線まで全部ストップ(;´Д`)ノ
今はストライキなんて滅多にやらないけど
昔は結構春とかにやってたんだよ
一番影響大きかったのは国鉄(現JR)のスト
本来公共企業体の国鉄がストなんて違法なんだけど
当時は平気でやってて、しかも電車運転しない
だけじゃなく、運転士がわざとゆっくり電車走らせて
ダイヤを狂わせるとかほとんど嫌がらせの抗議を
繰り返したりしてたんだ
一番迷惑被ったのは勿論利用客
まだ団塊の世代のおじさんたちが世の中仕切ってた頃で
駅員に掴みかかって文句言った挙句殴る蹴るなどの
暴行も多発し、ついには電車をぶっ壊す等の日本では
珍しい暴動が発生∑(-x-;)
これは「首都圏国電暴動」と呼ばれてあちこちで
同時に起こってた
プロ野球もこれの影響をモロに受けて、この日(4月27日)
に予定されていた中日巨人戦以外の試合は全て中止
いや、中日巨人戦すらこの時点で開始するかどうかも
危ぶまれていた
この日は蛮の復活登板の日
試合は中日球場(後のナゴヤ球場)で行われるのだが
蛮はまだ東京の巨人軍寮にいた
在来線も新幹線もストップしていると聞き
「じゃあ俺の1ヶ月ぶりの登板どうなるの
せっかくエビ投げハイジャンプも完成したのに」と
慌てる
ここがおかしいのだ(*_*)
1973年の開幕日は4月14日だ
蛮は1ヶ月間離脱したのに、なんで4月27日に
復帰できるのか・・・
アニメの開幕日は違うのかな?
とりあえず名古屋までバスで移動する事になったが
ただでさえ東京から名古屋まで高速使っても当時
5時間~6時間かかったはず
その上ストの影響で長い渋滞が続く
「こんなんじゃあ試合に間に合わねーぜ」
浜名湖サービスエリアで休憩中にこの日の試合は
決行されるという情報が入る
川上監督は蛮の先発を諦め、先に名古屋入りしてる
堀内に先発変更
一方中日球場でもひと悶着が発生
当時巨人選手会長兼セの選手会長だった黒江が
中日球団に「なんで他は中止なのにここだけ試合
やるんだ!」とクレーム
「うちの選手が揃ってない事をいい事に、中日有利で
試合やろうという魂胆がまる見えだ」と怒り心頭
その時、なんとか巨人選手を乗せたバスが
名古屋に入ったと連絡が入る
試合は1時間遅れで開始
蛮と八幡先輩はベンチにいるものの
試合前の練習はなしで、出番すらもあるかないか
わからない状況
蛮に代わって先発した堀内
しかし中日打線に簡単に捕まってしまう(´_`。)
ランナー溜めて、絶好調の大砲に
いきなりスリーランを浴びる
更に4回にも追加点を入れられ、またも大砲に
打順が回る
ここで川上監督はついに蛮を登板させる
打率8割くらい打ってる大砲は、今や大砲王国の
大砲大王状態(^▽^;)
「わしに通用せん番場くんを出すとは巨人も終わったな」
と余裕を見せる
大砲のヤローの鼻っ柱へし折るには最初から
新魔球のエビ投げハイジャンプで行くしかない(`・ω・´)
途中まではハイジャンプ魔球と同じプロセスの
エビ投げハイジャンプ
大砲は早速マサカリ打法の構え
「むふふふ、番場くんごっつぁんです」
しかし蛮は空中でエビ反り
「うおっ、ハイジャンプのようでハイジャンプでない!」
投げる瞬間、表情も腕の出所もわからない
エビ投げに戸惑う大砲
初球はなすすべなく見逃しのストライク
「どーだ、見たか蛮様の新魔球」
気合を入れ直す大砲だが、2球目も手が出せず
「大砲よ、テメーはもう三振しかねーんだよ( ̄ー☆」
結局大砲は三振に倒れる
7回まで0-4とリードされてた巨人打線が8回表
大砲の三振で刺激されたか、怒涛の反撃開始
中日のピッチャーは、稲葉光雄だな
柴田
王
長嶋
末次
高田
連打とホームランで一気に7点奪って逆転
蛮は9回裏まで、通常のピッチングと
エビ投げハイジャンプをミックスした投球で
中日打線を抑え、あと一人
ところがそこから急に四球やヒットでランナーを
溜めてしまう
推定6時間~7時間のバスでの移動に加えて
試合前練習もなしの蛮
さすがに疲労が出てきたかと不安の川上監督
ツーアウト満塁で打席が回ってきた大砲の目が光る
腕の出所がわからないエビ投げハイジャンプを
何故キャッチャーが捕球できるのか・・・
それを考えた時、大砲に秘策が生まれた
タイムでベンチに戻ると、何故か二塁ランナーも
呼び戻し、何やらヒソヒソ
大砲の秘策は、なんとキャッチャーのミットの位置を
二塁ランナーにスパイさせる事だった
エビ投げはキャッチャーの構えた位置を目がけて
投げられているという読みだ
(今はこういうスパイ行為は禁止です(^o^;))
まず八幡先輩がそれに気付く
川上監督も気付いたようだ
大砲は、エビ投げの球をバットに当てる
しかしあまりの球威で、前に飛ばない(笑)
すぐさまマウンドに向かう八幡先輩
「蛮よ、大砲はエビ投げのコースを見抜いちょるぞ」
川上監督もマウンドへ
「八幡のミットの位置を二塁ランナーが大砲に
教えとるな・・・どうする番場?」
だが蛮は余裕の表情
「大砲のバカは、エビ投げを幻惑させるだけの魔球と
思ってるが、そんなのは後で付いた副作用だぜ
エビ投げの真の目的は、ハイジャンプの2倍の球威に
あるんだ」
プレー再開後も中日はミットの位置スパイ作戦
大砲はバットに当てるが、ハイジャンプと違って
バットが砕け、ファールで粘る事もできない(@_@)
ここで大砲はバットを右手に包帯で固定
言わば「腕バット作戦」だ
唸るエビ投げハイジャンプ
大砲のバットが魔球をとらえる
ボキッエッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?
なんと大砲の腕が折れてしまった
打球はピッチャーフライ
「あううううっ、番場くんに仕返しされました、、
わしの負けですビェ──・゚・(。>д<。)・゚・──ン!!」
蛮は大砲へのリベンジを果たした
第26話につづく
さて、この第25話からオープニングとエンディングが
変わります( ̄▽ ̄)
オープニングは「王者!侍ジャイアンツ」
ついにこの名曲の登場ですо(ж>▽<)y ☆
しかもこの第25話のみ、歌ってるのは
「およげたい焼きクン」や仮面ライダーの主題歌
「レッツゴー!!ライダーキック」でおなじみの
子門真人さん♪
「♪おぅじゃにょ~星ぐぁぁぁ~」
あの子門節ですw
なんで25話のみ子門バージョンなのかわかんないけど
パイロット盤で録音したけど、没になって
1回流したのみでロイヤルナイツバージョンが採用
されたのかな?
個人的には子門バージョンが好きだけど
ファンの間でも意見は分かれてるようだね
それにしても「王者!侍ジャイアンツ」は
巨人の副球団歌にしてもいいくらいだ
中日ドラゴンズの「燃えよ!ドラゴンズ」に
匹敵すると思うぜ