復縁したいと望む人が自分の言っている事に違和感を感じない理由は二つあります。
まず一つは二段落目で書いたように好きな相手と付き合いたい、結婚したい、という気持ちは誰もが持ってもおかしくない気持ちである事から特定の相手と付き合いたい、結婚したい、という思いは言っても問題ない、当然だと考えているからです。
自分が正しい事を言っていると思い込んでいる時にもしかしたら少し違っているかもと考えることが出来る人は少ないです。
もう一つは復縁したいという強い気持ちから考える余裕が無くなっているからです。
自分の気持ちを強く考えるあまりに相手の気持ちを考えるという事がすっぽり抜けてしまっているのです。
以上の事から自分のしている事は当然だと思い込んでいて相手の事を考えるという事が抜けている違和感を感じることが出来ていないのです。
この違和感がどう復縁に関わってくるかというと、上記のように自分の事しか考えず自分の気持ちを言うという事と、自分の気持ちを踏まえた上で相手の気持ちをこちらに向けようと考えるという事は全然別のものになってしまうという事になり、それは復縁する事を考えた場合に些細な事ではなくとても大きな障害になってしまう、という事になり問題になるのです。
復縁したい、付き合いたい、結婚したい、というのは構いませんがこれらは相手の気持ちを蔑にして自分の気持ちを押し付けることで出来るようになるものではない、という事を失念してしまっていて、それでは結果を出すことは出来ない、となってしまうのです。
それは即ち復縁出来ない、という事になるのです。
自分の言動が既に復縁とはズレてきてしまっているのです。
ここまで書けばわかっていただけると思いますが、その相手としか付き合う事が考えられない、その相手としか結婚を考えられない、その相手と付き合いたい、その相手と結婚したい、と思うこと自体に問題は無いですし、その気持ちを強く持つことも悪い事ではないですが、自分の気持ちしか考えないで相手の気持ちを蔑にしていてはいけない、という事なのです。
現実はすでに別れているという状態であり、それは相手からしてみれば付き合う相手ではない、結婚する相手ではない、と判断されている訳ですから自分の気持ちを強調していても問題の解決には至らないのです。
問題を解決するには相手の気持ちを変えさせるような努力が必要になるのです。
それは即ち自分を変える、という事です。
自分の言っている事の違和感の正体がわかればそれはそのまま復縁の仕方がわかる、という事でもあるのです。
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