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こんにちは、ユボム整形外科
カン・チャンミン院長です。
頬骨手術後、固定する方法と固定しない方法の
どちらで手術を行いますか？
通常、頬骨の形に応じて手術方法が
決定され、固定する場合もあれば、
固定しない場合もあります。
基本的な原則としては、周囲の骨から
完全に分離し、内側に押し込んだ状態で
しっかりと固定することです。
特に、45度の角度の部分に頬骨
発達していて、縮小する量が
多い場合は、周囲の骨から完全に
分離する骨切り術を行います。
このようにすると、頬骨が非常に不安定な
状態になりますので、適切な位置まで
押し込んだ後、固定素材を用いて周囲の
骨と一緒にしっかりと固定します。
固定と非固定の手術では、どちらの方が
難易度が高いのでしょうか？
手術の結果を見ると、骨切りの後に
固定を行う方が良い結果が出る
可能性が高く、比較的やり安いと
考えられるかもしれません。
一方で、固定を行わずに
良い結果を出すというのは、
むしろ難しい部分があると思います。
頬骨手術後に固定が必要な
理由は何ですか？
頬骨は基本的に上顎骨や額の骨、
こめかみの骨など周囲の骨としっかりと
繋がっていますが、頬骨縮小術のために
これらの骨から完全に骨切りを行うと、
自由に動く状態になると
考えていただいて構いません。
そのような場合には、周囲の
しっかりとした骨と固定装置を
使って固定を行う必要があります。
これによって、手術後も
長期間にわたって頬骨が縮小された
状態を維持することができます。
もし固定が適切に行われなかった場合、
頬骨手術後に副作用とされる
問題が生じることがあります。
たとえば、頬の部分がへこむ「陥没」や、
骨がうまく癒合しない偽関節や
変位癒合 あるいは、頬骨周辺の皮膚が
たるむなどの問題が発生する可能性があります。
頬骨を固定する際には、
どのような器具を使用しますか？
固定装置には、以前からワイヤーや
チタン素材のプレートとネジが
使用されてきましたが、最近では
体内で溶ける素材も開発されています。
どの固定方法を使用するかについては、
大きく2つのポイントを考慮して選びます。
1つ目は、頬骨が骨切りされた後は、
固定装置によってその位置が
保持されるため、しっかりと骨を支える
強度が必要であるということ。
2つ目は、体内で異物反応や
腐食などが起きないようにすることです。
このような観点から、最近では
開発が進んできた素材の中でも、
チタンプレートとスクリューを
よく使用しています。
固定の強度が変わる条件は何ですか？
固定の方法自体が、そのような問題を
引き起こす要因になり得ると考えています。
たとえ同じチタンプレートや
スクリューを使用したとしても、
固定する位置や本数の違いに
よって、適切でない固定に
なってしまうことがあります。
そうなると、将来的に咀嚼筋などの
筋肉の作用によって、骨癒合不全といった
問題が発生する可能性があります。
そのような点を判断する際には、
術者の経験や熟練度によって大きく
左右されるのではないかと考えています。
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