むつかしぃもんだい | はれっ☀ ときどき うぅ♬ らいふ 

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      なんでもない毎日を幸せに生きております。


新しい出生前診断がはじまりましたね。

ニュースや新聞でも大きく取り上げられていますね。



これまでは羊水検査(25万円実費)が主でしたけど、
お腹に針を刺して羊水を採取するに当たり流産の危険がありました。

でも、今回の新しい検査では、採血だけでできるという安全性があります。
21万円の実費、結果の正当性には50~90%と開きがあるみたいです。

出生前診断で問題となるのが、染色体に異常があった場合
胎児を中絶するかどうかという事です。
出生全診断を行った方の80%が中絶を行うそうです。
障害をもった子供だから中絶する、しない。

すっごく難しい問題です。





個人的には反対と意見ですけど、中絶を選ぶ事に反対もできません。





ダウン症の場合、知的・身体的な障害が主に思われていますが、
心疾患も持って産まれる場合もあります。

その際は、手術も必要となりた獏の費用が必要になります。
また、親のサポートもある程度不可欠。

自分たちが死んでしまったあと、残された子供はどうなるんだろう・・・。
そんな不安もあるんじゃないでしょうか。
障害を持った子供を高齢の親が殺して、自分も自殺したというニュースもあるくらいですもんね。

その思いを考えると一概に中絶を選ぶ事も
否定してはいけないんじゃないかなと思います。






私が看護学生時代の母性の講義の際の話です。

講義の先生は助産師として働かれていた方です。
その先生の第一子は、障害を持っている事が出産前に分かったそうです。
水頭症だったそうです。

担当の医師からは
「普通分娩なら子供は死にます。帝王切開なら無事に産まれてきます。」
と、伝えられたそうです。

そして先生は普通分娩を選んだそうです。

水頭症だと一生ケアをしなければいけなくなる。
私は仕事があるからできない。
だから普通分娩にした。

と講義中に言ってました。

主治医の言うとおり、普通分娩で産まれた子は亡くなったそうです。



その話を聞いた時にすごく怒りというか、なんて非人道的な事をする人なんだと思いました。

自分が世話をしたくないがために、子供の命を途絶えさせてしまう選択をするなんて。



私なら障害を持っててもいい、一生歩けなくても、言葉を発しなくてもいい。

ただ自分のそばで、生きていてくれるだけでいい。

そんな思いを持っているので、命の選別をすることが許せませんでした。




でも友達にその事を言うと、
私も先生を同じ方法をとると思うと言う子もいました。



なにが正しくて悪いかなんて簡単に決める事ではありません。

どっちの理由であれ、考え抜いて決めたなら、その選択肢を選んだ事を
否定してはいけないなと思います。