ハイヤーセルフへの道(133)白いベールその後、どれくらいの時が流れたのか、強い倦怠感につつまれた身体をゆっくりと起こし、あたりの様子をうかがった。すると、部屋の片隅に白いベールがかかっているように見えていた場所から、そのベールをスーッと通り抜けるようにして、リチャードとメアリーが、わたしが、はじめてこの屋敷で出会ったときの姿で現れた。