不登校の理由とは?
昔は「子ども同士の人間関係やイジメ」が原因で不登校になる子が多かったのですが、現在は違います。
「無気力や不安」がダントツの1位になっています。
不安を感じる原因は、自分の中にあります。
不安は、物事を否定的に捉えてしまい、消極的になり、日常生活にも影響が出る事があります。
私たち大人でも、不安を感じながら生きていれば人生は楽しくなりませんよね?
不安を感じる子は、不安を消すためにゲームやスマホ、YouTubeに依存してしまい、離れられなくなるのも分かります。
不安は、行動することで解消できるのですが、「勇気の挫かれた子」は行動しようとしません。
言い訳をしてやらないか、動いたふりをしてごまかそうとします。
否定的思考を肯定的に変えればよいという考えもありますが、行動に移した方が遥かに早いのです。
人は行動し、失敗体験から学ぶ動物ですから。
無気力を感じる原因も、自分の中にあります。
無気力はストレスが原因だと言われますが、現象に対してどのようにストレスを感じるかは本人の捉え方次第です。
自分の理想通りに行かないと、劣等感を感じそれを克服できないとストレスを感じることになります。
劣等感か長く続くと劣等感が更に強くなり、無気力や精神疾患を引き起こす場合もあります。
不安や無気力はもちろん周りからの影響もありますが、その影響を「どう捉えているか?」という本人の性格によるところが大きいのです。
不登校は一つの現象にすぎない
不登校の割合は、小学校で約1パーセント(1クラスで1名)、中学校で約4.1%(1クラスで2名)という計算になります。
同じ環境で、同じ先生や友達がいる中で、小学校では99%、中学校でも95.9%の子ども達は学校に行っています。
学校に「なぜ行けないのか」の分析も必要ですが、同じ環境でも「楽しんで行けている子はどうしているのか?」の分析は遥かに大切だと思います。
なぜなら、不可抗力でいけない場合を省いては、行けないのではなく「行きたくない」のではないでしょうか。
人間ですから、行きたい・行きたくないは誰にでもあります。
しかし、本来、行ける条件が整っているのに関わらず、思う通りに行かない、行きたくないという問題は小・中学校は行かなくても卒業証書はもらえますが、高校や大学はそうは行きません。
ましてや、社会人になると自分のやりたいことや思う通りに行くことなど滅多にありません。
小学校や中学校はまだ、練習試合みたいなものです。失敗しても、少ないダメージで済みます。
社会に出る、会社に勤めるという本番では、そういうわけにはいきません。
練習でできないことが、本番の試合でできるという事は滅多にありません。
ですから、「学校に行けるとか行けないとか」ではなく、その子の「課題を避けるという性格」「思う通りに行かなければ嫌だという性格」を「どうすれば自分に降りかかる課題を乗り越えられるようになるか?」という考えや方法に変える必要があると思います。
つまりは、先ほどの書きましたが「勇気の挫かれた子」を「勇気のある子」にするために、私たち親や先生が「勇気づけ」の知識・技法を学び身に着ける必要があると思います。
私は、このアドラー心理学で多くの子ども達を支援して、逆転劇に導きました。
恐るべしアドラー心理学!です。
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