子どもが一番影響を受ける人とは?
子どもが悩んだり、苦しんだりした時や頑張った時や嬉しい気持ちになった時に、一番認めてほしい人とは誰でしょうか?
おじいちゃんおおばあちゃん?
〈心の声〉それもありですが、子どもの責任者である父母としてはちょっと寂しいですね…。
お父さん?
〈心の声〉男としては嬉しいですが、母からすると寂しいですね…。
保育園や学校の先生?
〈心の声〉家族に相談しないんだ…。
友だち?
〈心の声〉親には相談できないんだ…。
飼っているポチ(ペット)
〈心の声〉もはや人間には相談できないのか…。(笑)
となります。
子どもを命がけで産んだのは、誰でしょうか?
赤ちゃんの頃、ろくに眠れずに母乳やミルクを上げたのは誰でしょうか?
子どもの為にと、一生懸命に頑張ったのは誰でしょうか?
子どもは、わかっています。
自分に一番「無償の愛」をくれたのは母親であるという事を。
まもなく、終戦記念日ですが、日本国民のために尊い命を犠牲にしてくれた「特攻隊」の皆さんは、最後の瞬間「お母さん!」と叫んだそうです。
子どもは、親が成長するチャンスをくれている!
子育ては、楽しく愉快なことばかりではありません。
子どものことを心配したり、子育てで悩んだりする人も沢山います。
むしろ、何も悩まないという人の方が圧倒的に少ないのです。
親子関係や夫婦関係は「自分にとって身近すぎるので、わからないことやわかっていてもできないことがあります。
特に子どもへの心配は枚挙にいとまがありません。
・うちの子は大丈夫だろうか?
・なぜこんなことをするのかわからない。
・子どもの将来が心配だ。 などなど…。
ネガティヴな考え方を持つ人は、子どもの未来が不安になったり、心配をして過保護になりがちです。
消極的な人は、わかっていても行動に移そうとしません。
白か黒かの考えや理想を得しつける人は、子どもにイライラしたり感情的に怒るようになります。
実は、子どもに問題があるのではなく、親自身の中に問題があることの方が多いのです。
・親が無知でぶれている。
・親の考え方が未熟である。
・自分の捉え方に歪みがある。
子どもは、行動をもって親の間違いを教えてくれています。
子どもをどうするか?より子どもからのメッセージを素直に受け取り、自分の間違いをいかに正すかの方が大切なのです。
それをわからない親は、子どもがいう事を聞かない、子どもが心配だと言います。
子育てを通じて発しているSOSを受信できないでいます。
子どもは、「神様からの授かりもの」です。
神様からの天使〈天からの使者〉でもあります。
「子どもは親の鏡」とも言うではありませんか。
鏡の中の自分は先には笑いません。あなたが笑うから、鏡の中の自分が笑うのです。
鏡の中に移っているのが「子ども」であり、自分を映しだしているのです。
子どもは常に親を成長させようとヒントをくれています。
ありがたい存在ですね。
最高の師匠であり鏡です。
親が成長すると子どもに指一本触れなくても成長する。
不登校の問題や、子どもの様々な問題に数多く関わってきました。
子どもに劇的な変化がみられるケースの裏には、必ずと言ってよいほど「親の成長」があります。
逆に、親が変わろうとせずに子どもだけを変えようとする場合、子どもに変化が見られないどころか益々悪化している場合が多いのです。自分に問題があると気づいていない親は、「やり方」や「関わり方」などのスキルを学び子どもを良くしようとしています。
一番大切なのは「親のあり方」なのです。
親自身の「あり方」を変えないで、やり方を学び分かったつもりでも、実際に子どもとの関係は良くなりません。子どもも親の言う事を聞いてはくれないでしょう。
これが、子育ての難しさだと実感します。
「やり方」より「あり方」…。
子どもは、人間としての自分を成長させてくれるありがたい存在です。
ですから、親が成長すると、子どもに指一本触れなくても子どもは成長します。
私は38年子どもの業界で専門家として仕事をしていますが、やはり最大最高の教師は「親」なのです。
これを知り、23年前からインターナショナル幼児園をやっています。
「親を育てる幼児園」これが私の真の目的です。
なぜなら、子どもにとって親の存在は「子ども自身の生命や人生に関わる」存在だからです。
私たちは仲間を募集しています。
働きながら、子育てを学べる最高の最高の環境です。
〈小山・宇都宮〉