2004年1月から、実家のある片田舎で両親と暮らすようになりました。
傷病手当金を頂きながら、ゼロに戻った気持ちで暮らすようになりました。

平日はできるだけ太陽を浴びるようにしました
そうすることで、免疫力も高まり、気分も良くなるからです。

親父と一緒に海を見に行ったり、両親と一緒に山の中を歩いたり、
実家の横で畑仕事をしたり、夜は読書とギターを弾いたりしていました。

近所の目がありましたが、「資格試験のため勉強している」という噂が勝手に流れていたので、
気にせず生活していました。

月に一度、傷病手当の手続きのために、東京の心療内科を訪れました。
信頼できる先生でしたので、引き続き、東京の先生にお世話になっていました。

先生から次のように言われたのが印象深いです。
「一度うつ病になった人は、また将来うつ病になるかもしれない。
だから、人生をリセットしたと思って、これから生きなおした方が良いですよ。
仕事も、今までのような仕事でない方が良いかもしれませんよ。」


後に私はこの言葉を何度も何度も思い出すことになります。
うつ病は、治ったと思ったときが怖いのです。
しかも、治って何年も経ったと言えども油断はできません。