それで、
「今朝のあのリアルな夢は何だったのだろう?なぜ唐突にA子が俺の部屋に現れたのだろう?」
なんて奇妙に思いながら、用事があったので午前中に自宅を出たんですよ。
数時間後、用事が済み、帰路に就いたときのことだ。
ペコちゃんみたいな雰囲気の脳味噌お花畑っぽい女が
中学時代の同級生にいたのだが、
その女と、路上で偶々ばったり遭遇したんですよ。
そいつと会ったのも、成人式が最後だったと思う。
そしたら、ペコちゃんが、開口一番、こう言ったのだ。
「A子について何か聞いてる?
あの子、難病を患って、今、意識不明の重体だよ…」
って。
内心「えええ???」って凄く驚いた。
A子は心臓病を併発していて、手術も出来ない状態だという。
ほんと、えええ???しか心の声は出ませんよ。
少しして、A子は20代の若さで死んだ。