広島市安佐北区で歯科医院をしています。
うつのみや歯科です。
おかわりありませんか?
6月になり
体調をくずされている患者さんがいます。
誕生日が近く
世話を任されている
グループホームの管理人は心配されています。
「誕生日前後に逝かれる方が多いのよ」
家族に連絡し、
家族との面会を終わらせて
そして、
その患者さんは管理人さんの手を握り続けています。
家族よりも
大切な瞬間をすごす責任に頭が下がります。
人生が終わる時
自分の側に誰が居るのかしら?
もしかして、ひとりぼっちかな?
先伸ばしにしているその瞬間の寂しさを
改めて
見つめなきゃ❗
と、思わせていただきました。
往診で
沢山の人生にかかわらせて頂いてます。
そして、いつも思う
言葉の大切さ。
美しい言葉
前向きな言葉
寂しい言葉
後ろ向きな言葉
どれも大切な言葉です。

美しい日本語が
私たちを取り囲んでいます。
その美しさに気づかないのは
余りにももったいない(*_*)
私たち日本人は
奥行きのある美しい言葉をもつ民族なのです。
その美しさは当たり前すぎて気づかない。
それを教えてくれる本です。
カナダで25年間日本語を教えている著者。
日本語の素敵さが
海外からの眼で
表現されています。
誕生日が近く
逝く日が近いだろう
その方に
「お誕生日、おめでとう」
と、言いながら手を握る管理人さん
我も我も、という英語とは違う
私たち、という主語のいらない日本語
美しい日本語と
美しい所作に
心打たれました。
あぁ
日本人に生まれてホントに良かった💜
そんな風に思った往診でした。
美しい言葉に
まみれて
逝きたいな
なんて、
思ってしまいました。
逝く日が近いだろうその方が
穏やかに
優しい言葉に包まれて
最後の時間を過ごされてることを
祈っています。
うつのみや歯科
宇都宮 晶子