ようやく、読みました❗ | うつのみや歯科のブログ

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広島県広島市安佐北区亀山・可部の歯科医院 うつのみや歯科のブログです。
歯科に関する健康情報や医院の日常など、幅広く情報発信をしていきます。


テーマ:
おはようございます⤴
広島市安佐北区で歯科医院をしています。
うつのみや歯科です❗
お変わりありませんか?

久しぶりに読書しました❗
読み終わるのに長くかかってしまいました

今回読んだ本は、コチラ

 

「出星前夜」飯嶋和一 著
小学舘文庫     です❗

時代は寛永14年、
島原を襲う傷寒(伝染病)
次々と子どもたちの命を奪って行きます❗
その一方で重い年貢を背負わされた人々。
キリストの教えで、
耐えて耐えて耐え続ける村民達。

ついに、無抵抗を貫くことができず
武装蜂起します。

このままでは、傷寒で自分たちもいずれ死ぬ。
ならば、不当な権力に抵抗して
果てよう❗

老人から子どもたちまでが、
そんな精神状態で戦いを選びます。
我が身ばかりを守ろうとする大名達。
全ての罪を村民に背負わせ、
自分たちは裕福に暮らす❗

そんな武装蜂起と、
一度は死を覚悟した一人の青年の人生が重なります❗
外国の血が混じった青年は、
武装蜂起のきっかけを作ります。
が、蜂起した村民達さえも、
結局は大名達とそう変わらない心であることに気付きます。
嫌気がさし、
かつて子どもたちの傷寒を救ってくれた医師・外崎恵舟との縁で漢方の勉強を始めます。
沢山の命を奪ってしまった自分を
恵舟先生は受け入れてくれます。
自分のせいで死んでしまった小さな子どもたち、
その命に報いるかのように
沢山の命を救っていきます。
貧乏で、着のみ着のままで病人のそばに駆けつけます。

最後は、医師でありつつ武力を利用し、復讐心に心を占拠させてしまいます。
そんな彼に、往診の依頼。
子どもを助けてほしい❗と。

無我夢中で子どもの家に向かって走ります。
命を奪うのではなく、命を救うことが、
彼の天命だった。
そして、その天命を生きるのです❗

どんなにがんばっても救えない命があります。
彼の指先で遠のいていく子どもたちの脈。
無力感との戦いです。
負け戦です。
でも、病気から回復して
笑顔を見せてくれる子どもたち。
安堵感。
そして、拭いされない
自分の罪悪感との戦いです。

そんな、
正義と、生々しい人間の在り方と
それでも今ここで生きていくしかない人生。

うーん、読み終わるのに時間がかかったのはその重さ、
真剣に生きる人々の真剣さ。

頭が下がりました。
緻密な文章
目に浮かぶ描写
作者の産みの苦しみもかなり、です。きっと。

じっくり読書したい方。
自分の希望と人生の流れがどうも違うぞ、という方。
どうぞ、お勧めします❗

今の時代、本当にありがたいです

歯科医師   宇都宮  晶子







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