以前の記事でも取り上げたことがありましたが、
 
浅彫りの活字(メタルスタンプ)をヌメ革に
刻印する場合のコツを少々
 
まだご覧になっていない方は
まずは以前の記事をご覧下さい。
 
今回も
12ptのBridal Scriptです。
 
イメージ 1
 
彫りが浅い活字の場合でも
こうした極細の書体であれば
 
角付き無く刻印することが可能です。
イメージ 2
 
簡単なところで
Thank Youと組みました。
 
まずはがっちりとプレスしてみます。
 
イメージ 3
 
 
ベースの角が付いています。
 
そこで
プレスする際
 
水平方向から覗き込み
ベースの角が革に触れる寸前で加圧を止めます。
 
すると
 
イメージ 4
 
 
 
コツと言っても
たったこれだけの事です。
 
極細の書体であるために
さほどの圧をかけなくても
しっかりと刻印が可能なのです。
 
横から覗き込まなくても
数回実験してみれば
角付きの寸前という感覚は掴めると思います。
 
 
どうしても角が付いちゃう
 
という諸兄には
 
ベースを削るという方法がございます。
 
 
活字を削るって
素人には難しくないですか・・・
 
女性の私には金属を削るなんて
とてもとても・・・
 
安心して下さい
削れますから
 
活字は金属の豆腐なのです。
 
こんな100円SHOPのヤスリなんかでも
簡単に削れます。
イメージ 6
 
 
むしろ
削りすぎて文字まで削ってしまわないように
 
虫眼鏡などで確認しながら
一削り一削り進めて下さい。
 
角付きが見られますね
イメージ 5
 
TとUの周囲を削っているのが
分かりますでしょうか
イメージ 7
 
 
時間にして5分もかけていません。
 
さくさく削れるので面白いですよ。
 
ということで
 
これが
イメージ 8
 
こうなります。
イメージ 9
 
 
アルファベット単独の他にも
 
ボーダーや罫線などのライン系活字を
組み合わせて使うのも1方法です。
併用方法は以下をご参照下さい。
(角付き潰しというテクニックです。)
 
まとめますと
 
1)彫りの浅い活字でも、細字の書体の場合
加圧する際の力加減で
角付き無く文字も綺麗に刻印することが可能です。
 
2)革に当たるベース部分の角をヤスリで落とすだけでも
角付きを防げます。
 
3)ボーダーや罫線を文字列にからめることでも
角付きは防げます。
 
 
それでは
本日はこのへんで
 
音符
 
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◆活字刻印マニュアル目次は→こちら
 
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