★病気でもハワイ旅行へ2~ハワイ行きを決めるまでの経緯
先日、病気でもハワイへ1~病気ならではの色んな不安 を書きましたが、そんな不安があるのにハワイへ行こうと思った経緯について、今回は書きます。
生まれも育ちも北海道で、1週間以上北海道を離れたことがない私。
北海道より暑いところで過ごしたことがありません。
でも私の夫は本州出身の転勤族。
いずれは北海道を離れなくてはなりません。
しかも、私の夫は帰国子。
小学校高学年から高校まで海外で過ごしました。
大学からは帰国して日本の大学に通いましたが、学生時代は色々と海外旅行に行っていました。
社会人になってからは海外に行っていなかったようですが、国内の仕事で外国のお客さんを相手にしたことがあると言っていました。
夫の勤務先は海外に支社もあるので、いずれは海外赴任も考えているようです。
そんなわけで?
もし万が一突然海外に行くことになったときに、いきなり住むことになるよりは、一度は海外旅行を経験してみた方がよいだろうと考えたわけです。
でも、私は病気もあるので不安がいっぱい。
英語も話せません。
とりあえず、海外旅行初心者が一番不安なくいけそうなところ、ハワイへ行ってみるのがいいかなということになりました。
ハワイは日本人観光客が多いし日系人も多く、日本語を話せる人がたくさんいるので万が一何かあってもそんなに困らないだろうと思ったからです。
昨年は私の体調が悪く、旅行については医師から「自家用車で北海道内の旅行ならいいですよ」と言われていましたが、今年は体調も落ち着いてきたので医師に再び旅行について相談し、「ハワイならいいでしょう。ツアーではなく自分たちのペースで行動して休める日程なら大丈夫でしょう」とOKをもらいました。
そして旅行会社に申し込みをしたのが3月。
その後すぐ、東日本大震災が起きました。
過去記事に書きましたが、私は耳の病気のせいもあり地震が大の苦手で、地震が起きるとパニックになります。
東日本大震災のときは北海道も揺れ、私は過換気発作を起こしました。
テレビを見ては涙し、よくなってきていたはずのうつ病の症状が悪化、減薬していた薬が再開となりました。
日本が大変なことになってしまったのに、海外旅行になんて行っていいのか?
それだけのお金があったら、募金した方がいいのでは?
悩みました。
仮予約の期間、ずっと悩みました。
でも、色々と考えた結果、仮予約の期間終了ギリギリの日に、申込金を払い契約しました。
ハワイ行きを決めたのは、私が北海道という土地に住んでいたせいもあるかもしれません。
北海道は被災地から離れているから、という意味ではありません。
全国区の報道ではあまり取り上げられなかったようですが、北海道も津波の被害がありました。
漁業に深刻な影響が出たほか、沿岸部の観光地も被害を受けました。
沿岸部の被害だけでなく、内陸部も含めた北海道全体で、震災の影響で外国人観光客の減少、道外からの観光客の減少がおき、北海道経済は大打撃を受けました。
自粛ばかりではよくない、そう思いました。
じゃあ、それならわざわざ海外に行かないで国内旅行にした方が日本のためじゃない?
それも考えました。
でも、北海道の人が外国人観光客を頼りにしているのと同じように、ハワイの人も日本人観光客をあてにしているという事実もあります。
「日本がくしゃみをするとハワイが風邪をひく」という言葉があるくらい、日本経済はハワイに影響しているようです。
それに、旅行会社の人だって航空会社の人だって、仕事がなければ食べていけません。
私たち夫婦が旅行の申し込みを最初にしたとき、旅行会社の窓口は混雑しており、けっこうな順番待ちでした。
でも震災後、私たちが支払手続きに行ったとき、旅行会社のカウンターには人気がなく、ひっそりと静まり返っていました。
ハワイ旅行の支払手続きをしに来たことを伝えると、店員さんの表情がぱぁっと明るくなりました。
あぁ、行くと決めてよかった、と思った瞬間でした。
ハワイ旅行に行くことを決めてから、色んな手続きやら準備やらありましたが、それはまた別の記事で書きます。