少し前にAmazonのバーゲンにて映画『太陽がいっぱい(Plein Soleil)』(Blu-ray)を購入し、十数年ぶり(数十年ぶり?)に観ましたのでその感想を少々。
公開された年が1960年で、主演のアラン・ドロン(公開当時25歳!)は眩いばかりの魅力を放っています。そしてヒロインを演じたマリー・ラフォレ(公開当時21歳!)の神秘的な美しさ!(あの緑色の瞳に吸い込まれそうになります...)
初めてこの映画を観たのは、多分、中学生の頃。テレビのロードショーで観て、そのラストシーンに衝撃を受けた記憶がはっきりと残っています。
そして私の父が大好きだったニーノ・ロータの哀愁を帯びたあのメロディ...。
そして劇中で歌われるマリー・ラフォレの可憐な歌声!
彼女はこの頃、映画監督のジャン=ガブリエル・アルビコッコ(映画『さすらいの青春』『別れの朝』など)と結婚(一児をもうけるが離婚)。その後再婚して3人の子供をもうけ、2019年の80歳で他界。
一方のアラン・ドロンは現在86歳。ドイツ人歌手のニコ(息子が一人いる)、女優のロミー・シュナイダーと浮名を流した後、女優のナタリー・ドロンと正式に結婚(のち離婚)。『栗色のマドレー』で共演したミレーユ・ダルクとは長らく愛人関係にあったとのことです。
こんな映像がありました。A.ドロンとR.シュナイダーの「蜜月」写真をバックに、ミレイユ・マチューが「カルーソ(Caruso)」をフランス語で歌っています。
やっぱり最後はマリー・ラフォレの歌声をお聴きいただきましょう。
「イヴァンとボリスと私(Ivan, Boris et moi)」
「マンチェスターとリバプール(Manchester et Liverpool)」
「モナムール・モナミ(Mon amour, mon ami)」
「ヴィアン・ヴィアン〈レイン・レイン〉Viens Viens」
「雪降る宵( Il a neigé sur Yesterday)」
最後はミシェル・ポルナレフの「哀しみのエトランゼ〈フランスへの手紙〉(Lettre à France))」への「返歌」である「フランスの手紙(Lettre de France)」をどうぞ。