春の嵐か、春の叫びか、春の太鼓は、春の息吹。 | 富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』
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富田和明的太鼓日記『その日の気分打!』

太鼓打ち・富田和明の、太鼓と関係あることないことをその日の気分で綴る、和太鼓ドンドコ日記

晴れ男の冠も、昨日は外れてしまったが、そういう日もある。


天気予報をチェックして、雨が激しくなる前に太鼓の積み替えを家で行った。


公演当日。朝から雨と風。


門仲天井ホールの搬入は、道路脇にトラックを着けて、ビル入り口まで10メートルほどはお天道様の下。

雨は降らない方がいいし、雨は来て下さるお客様の足も鈍らせる事がある。


出演者約30名が叩く太鼓の数はかなりの量だ。


僕のトラックだけではなく、他に二台の車と、雨の中、自愛の桶太鼓をゴロゴロとキャスターに載せて引いてきた。


ここでの発表会は二回目だけれど、今回の方が人が増え、演目も増えた。

もうゲストを呼ぶような時間も取れないし、私の演奏出番もない、本当の発表会だ。


充分ではない稽古時間の状況で、本番日を迎え、充分ではない体調の状況でこの会場に集まった人も少なくない。

けれども、ここに来てしまえば、もうそんな事は関係ない。

「出来る限りの集中力を発揮して、ベストの演奏をしたい」

みんなの顔には、そう書かかれている。


限られた時間、限られた力を、無限の時間、無限の力に変えたい。


この一年に一度の発表会の一日、この日はここに参加するすべての人の力を潔く集めている。



お客さんも、たぶん30名ほど。この小ホールは、出演者とお客さんと太鼓たちで満員、熱気に包まれていたと思う。たぶん。


全員が何らかの関係者である気軽さもあるが、ちょっと早めに来たお客さん(この皆さんも太鼓アイランド会員さん)に楽器の演奏は頼む、照明は頼む、カメラも頼む、受付も頼むどんどん頼む。もちろん片付けも何でも(すみません、今後ともよろしくお願いいたします)。そこに集まる人みんなで作っていくのです。


何年振りかで顔を見せてくれたアイランド会員さんも多くて嬉しかったし、入ったばかりの会員さんも、会員番号1000番の方も、赤ちゃん連れの方も嬉しかった。


太鼓アイランドに、これまでいらっしゃった方々は11年で1124人を数えますが、皆さんそれぞれの人生を歩んでいると思います。

出会いと別れを繰り返しながら、太鼓と係わる時間を過ごしているのだと思います。


係わる長さも人によって違い、熱くなり方も温度差があります。

が、久しぶりに訪ねてくれた一人が言葉にしてくれたのが、

「ここに来ると懐かしい家族と再会したような気持ちになれる」

を聞いてとても嬉しくなりました。


回を重ねることが大事なのだと思いました。

「継続は力なり」

毎回不思議な太鼓を叩いているSさんのメールの最後に、いつも書かれている言葉。


来年は、カメリアホールでの第五回発表会『打一好祭2009』です。

カメリアでは準備万端(出来る限りの)で臨みたいと思います。


今回の『打手2008』は、目の前で手に汗握る手作りの発表会でした。

参加出演の皆様、お疲れ様でした。

そして、お手伝い頂きましたすべての皆様、ありがとうございました!


これだけたくさんの素晴らしい皆様に囲まれて、やっぱり私は晴れ男ですね。


打っ手200801