昨日、ある街の研修でわずかな時間ですがお話しさせていただきました。
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資料づくりにも精一杯時間をかけ、身振り手振りを交えて、最小限の言葉に最大限の思いを込めて。
しかし、どうにも最後の一押しが足りません。
どうしよう。どうしよう。慌てるわけでもなく、パニックを起こすわけでもなく、しかし、その最後の一押しはなんなのか、どこにあるのかを頭の中で探し続けていました。
すると当日の朝、目が覚めてすぐにこの言葉が新聞の片隅から、目に飛び込んできました。
《社会の強さとは、最も豊かな人たちの富の大きさではなく、最も弱い立場な人たちがどのように生活できているかによってはかられる。》
フィンランドの女性首相、サンナ・マリンさんの言葉でした。
彼女は貧しい家庭に生まれ、母親と同性パートナーの手によって育てられたとのこと。その人生が、その生き方が、言葉に溢れているように感じました。
すぐに資料にこの言葉を加え、その瞬間、パズルがハマるような感覚になりました。「できた!」という感覚です。
研修ではおそらく、とてもわかりやすく、かと言って、大事なポイントは欠けることなく、お話しできたのではないかと思います。伝わるものがあったと自負します。
昨日、ある街の研修でわずかな時間ですがお話しさせていただきました。
その、わずかな時間とは、たった10分。
そこにすべてをかけて、社会がかわるきっかけを!と伝えること。貴重な経験をさせていただきました。もっともっと伝えていきたいと思います。応援、どうぞよろしく!