お酒の量も飲み屋街をさ迷う回数も少しは減ってきた

彼女との別れから一年くらい経ったある日の事

フラっと入ったお店

そこでバイトしてる女の子

細身で顔立ちのハッキリした
まるで由美ちゃんを想わせるような女性でした。


私はその時
体に電気がはしったような
体がゾクゾクして不思議な感覚を覚えました。


名前を聞くと

彼女は

『由美子』です。

よろしくね

っと

名刺を差し出しました


そこには

【○○由美子】

この当時33歳

市内のネイルサロンで店長をしていて、夜バイトでお店入ってるとの事


お酒を飲みながら話しをしていくと


彼女は

熊本出身で大阪にしばらく住んでいたが、最近こちらに引越してきた
と話してくれました。


何か似てる

そう

彼女のお祖母ちゃんも九州だったんです。


私のこれまでの事を話しすると
彼女は真剣に聞いてくれて
涙さえも流してくれました

何回か通ううちに仲良くなり
バイトの帰り方向が同じなのでタクシーで送っていくと部屋に上げてもくれました
私は妙に純情になり何も出来ず、ただお酒を飲みながらビデオを観てその日は帰りました


もう、素直に女性を愛せない・辛い思いするのは嫌だ。。
自分の中で恋愛感情を逃避してしまっていたのかもしれません。

彼女には彼氏が居て
相手は妻子持ち
そう、不倫をしていました。
彼女の辛い胸の内を聞いてあげ、アドバイス出来る事はしてあげて心落ち着かせる役目にもなっていたようです。


デートも何回かする仲になり、一緒にお酒を飲んでたある日の事

その日の彼女はヤケにお酒を飲み自虐してるように見えたので

『どうしたの!?

『何かあったん!?

と聞くと

彼氏が贈賄容疑でパクられて留置されてる
との事


『心配せんでも、直ぐに出てこれるから!!

『大丈夫やって!!


慰めになったかどうか分からないが
彼女を引き寄せ、軽くキスをしました。


彼女は

『今夜は私を抱いて!!

『メチャクチャになりたいの!!

酔いも手伝ってか
こう言いました。



食事も終え
私達はラブホへと行き


私も彼女に気持ちが傾いているのか


二人はその夜

何度も激しく燃え上がりみした。。。

朝、彼女を家まで送ってゆき別れ際に軽くキス


自分自身
【彼女の事好きになったのかなぁ!?
そんな想いをしながら車を走らせました。。


ある夏の夜
一緒に花火を見て
その後
友達のママのお店へ連れ行き彼女をママに紹介した時の事

私…『仲良くしてもらってる、友達の由美ちゃん!!

私…『彼女。独身やから、もう逢う時はコソコソ隠れて逢わんでもえぇし!!

ママ…『あんたが独身ちゃうし』(笑)

そんな・こんなで話し盛り上がってその夜はお開きで!!!!!!


家帰って
眠りながら、ふと

俺、この娘の事好きになったのかも!!!!!!


考えていました。



ある日、
彼女の事を友達に話すと

友達は

『そんなに好きやったら彼氏の会社潰したんで彼女奪っちゃえや!!!!


そう言われて

『そこまでして貰わんでもえぇわ!!!!

私は答えました。




家帰ってジックリ考えると

ヤッパリ

私は、前の彼女にこの女性を重ね併せて想い出に浸っているのかもしれない。


気持ちの整理もつけられず過去を引きずっている自分がここに居ました。。





つづく




次回

新たな出逢い

ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ

好きで好きでたまらない、愛し合ったまま引き裂かれてしまった二人の関係!!

これも皆、運命のいたずらなのか!?

今でも僕の心の中にいる貴女はあの時のままだよ!!由美ちゃんドキドキドキドキ

ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ



相変わらず!!酒に溺れる日々ショック!ショック!ショック!

それは、日を増すごとに酷くなっていきました。


ある日の夜

飲み仲間の
あっち方面の組長
右方向の陰のオーナー
スナックのママ

この四人で飲み歩きハシゴして最終は韓国料理の店でご飯食べながら飲んでた日の事!!

みんな酔い潰れてしまい眠ってしまいました。

ふと

私に意識が戻ると

裸足のまま外に出て、近くの駐車場に停めてあった車のドアガラスを鉄の棒で割っていました。

なぜ

そんな事してるのか全く記憶になく、車も誰の物かわかりませんでした。


呆然と立っていると、

後ろから背中をたたかれ振り向くとそこには警察官が。。。

早朝 物音に気付いた誰かが通報したのでしょう、、

この時点で私はまだ泥酔の状態

私はお巡りに

『キィー失のたでガラス割っとんや!!

『自分の車やでえぇやろが!!!!




宣もうたんです。


交番のお巡りも
朝の早くから起こされて眠いうえに、酔っ払いに絡まれたらかなわん

思ったのか
ソソクサと帰っていきました。


酔いが覚めて、俺なんて事してんのやろ!!!!

情けないダウンダウンダウン

自己嫌悪に陥ったのもむりありません。

【あの時の車の所有者の方本当にごめんなさい】


その朝は雨が降っていました


後日
その事を組長に話すと

『ワレ!!えぇ加減おとなしいせなあかんぞ!!!!


ご忠告を頂きました。。



ある時は


いつものように

飲んだあと

帰り道

車を運転して路地から通りに出ようとして

右を見ながらハンドルを左に切りアクセルを踏んだ瞬間

ボンネットに黒い物体が飛込んできました。


そう

歩行者を跳ねてしまったんです。


幸い、

命に別状はなかったんですが両足骨折の全治二ヶ月の重傷

近くで見ていた人が救急車呼んでくれて被害者を病院に搬送。

【目の前が病院だったから直接連れていけば良かったのかもしれないが、夜間の救急なので無理だったかも?】


当然の事

警察の事故処理班が駆け付けて来ました。

一時よりは酔いも覚めていましたが、まだ酒酔い運転の状態


免許不携帯
酒酔い
人身事故


一通りの現場検証が終わって

出た言葉が

『おい!!車で商売してるんや!!!!

『免許なくすような事したら承知せーへんぞ!!!!


開き直りの言動

お巡り二人が何やら話してる。。ひとりの婦人警官は不服そうにしていたが

オッチャンのほうのお巡りが

『後日、診断書を持って署まで来て下さい』



この日もやはり雨

涙雨なのか!!!?



翌朝、診断書をもらいに病院へ行ったのですが
連休中で先生不在

翌日、警察署へ出頭しなければならなかったのですが事情話せばいいやと思い帰ってきました。

その夜も懲りずに飲み歩きいつの間にか車中で爆睡してしまいました。

翌朝、約束の時間が過ぎても寝ていた為
お巡りから自宅へ電話が入り

ウチの嫁が応対

『主人は何処に居るかも、何時帰って来るのかも全く分かりません』

『連絡無いから、多分生きているんでしょう』



ほざかれたそうです

お巡りは伝言を残して電話を切る

伝言通り翌日診断書を持って警察署へ出頭し事情を説明しました。

担当のお巡りは

『お前、何やっとんねん』
『もっと家庭大事にせな!!奥さん泣いとったぞ!!!!


おっしゃられました。


『反省します!!

説教まで頂いて


一通り調書を読んでサインをし
始末書にもサインと捺印


これで完了


この一件での行政処分は無し
減点も罰金も免れました。


このあと
深く反省し


彼女が遠くから

ムチャしたらあかんよ!!

もう、やめてき!!!!

って
見守ってくれたのかなぁ!?

思いました。。。



その後は、お酒の量も減らし、ましてや
運転など絶対しなくなりました。。。







つづく






このあと


二人目の由美ちゃんとの出逢い

新しい彼女との交際


について



書いてゆきます
(^o^)v

相変わらず
飲んだくれの毎日が続いた。



ある日!!



彼女からママに電話が入る



引っ越しも終わり仕事も決まって少し落ち着いたとの事!!



一方的な別れ!!

彼女からの無言のメッセージ!!!!



あっけない幕切れに私の絶望感は極限に達していました。



二人の関係を最後にするしないの前に

直接逢って、お話して、お互いの気持ち確かめて、整理して、、、


そして

別れたかった!!!!


確に彼女の気持ち考えると酷かもしれない!!


でも、自分の想いを彼女に伝えたい一心で、再会をお願いした!!!!



彼女の辛い気持ちも分かるが、私自身もケジメつけたかった後日逢う事に。。。




私は大阪へ向かう!!


待ち合わせ場所は事前に聞いていたので、近くまで行ったら連絡する事に!!


難波で下車して
徒歩で向かう



アメ村の三角公園を抜け

なにわ筋に出たところのイタリアンのお店

そこを待ち合わせ場所に指定され、電話を入れ彼女を待った。



しばらくして彼女が現れた!!!!!!


あの時、一緒に食事して以来の
およそ一ヶ月ぶりの再会




私は緊張のあまり言葉が出ない!!



『………』



全身全霊の気力を振り絞って出た言葉が



『こんにちは!!



『久しぶり!!!!


『………』



頭の中は真っ白ショック!ショック!ショック!





席に着き




『由美ちゃんごめんね!!

『由美ちゃんの人生メチャクチャにしてしまって!!!!


彼女 『うぅうん!!




しばらく間が開き




彼女は、ゆくゆくは旦那とはこうなる事を望んでいたし、子供達の事もお父さんのせいじゃないから!!!!!!




イッパイイッパイの想いを話してくれた。。



その時点で私は

溢れる涙を止める事は不可能な状態に陥っていました。。。。




彼女は、大阪帰ってからの出来事・今後の生活の事を話してくれた。


『心配せんでえぇよ!!

『大丈夫やから!!!!



私は彼女の人生を壊した男!!
このままやとまた不幸にしてしまうかも!?!?

そう思い!!

自分の気持ちとは裏腹に



私は、彼女の想いを尊重して
自分の気持ちにケジメをつけようと思いました。





別れの時……




『由美ちゃんの事!!今でも好きや!!!!

『これからもずつとドキドキ由美ちゃんより好きになるひとはおらへんから!!!!!!


『そやで、サヨナラは言わへんよ!!


『元気でな!!!!!!




そう言ってバイバイして

店をあとにした。。。



帰り

難波までの道のり

下を向いたまま歩き

やけに長かった記憶がある……







つづく






このあと



酒に溺れ

荒れまくる日々が続き

新たな出逢いへと

展開していきました。