夏季休暇の間、家族とサブスクでドラマや映画を鑑賞。

https://www.tbs.co.jp/oreie_tbs/

 

三女が行方不明になり探していた、2021年1月〜3月に放送されていたドラマ。

「俺の家の話」


三女は主演の長瀬智也さんが大好きで、その頃手伝いに来てくれていた私の姉と一緒に、

「三女、これ絶対どこかで見てるからね。」

と励まし合いながら、三女を見つけたら、このドラマのネタを話して和ませなくちゃと、毎週録画して見ていたな。


宮藤官九郎のドラマは家族みんな大好きで、笑いあり涙あり。三女が行方不明という我が家のもの凄い波乱の中で、週に一度、ほんのひと時の清涼剤の様に現実逃避をさせてくれる時間だった。


最終回は3/26となっているから、もう既に三女が見つかり、お骨も引き取り、真相を話して半狂乱になった次女を入院させた時期。


麻痺した脳のまま最終回を見た覚えはあるけれど、内容を全く覚えていなかった。

先日、療養中にひと足先にこのドラマをイッキ見した長女から、「最終回がさあ。。」と話してきた時にも、

「最終回、どーだったっけ??」

と最終回忘れちゃったあるあるになっているだけだと思っていた。


今回家族で全部見て、走馬灯の様に三女を探した日々が思い出され、それと同時にドラマの伏線回収が、あまりに我が家の当時の状態とリンクしていて驚いた。(以下ネタバレあります)


最終回、能舞台の演目で演じられる「隅田川」

https://www2.ntj.jac.go.jp/unesco/noh/jp/play/noh5.html


行方不明の子供を半狂乱で探す母の話。しかしその子は既に亡くなっているという悲しいお話。


さらに、ドラマの最終回は、主人公の長瀬くん演じる寿一が、プロレスの試合中の事故で亡くなっていたというもの。

そして、亡くなった本人も、能楽師で人間国宝の父もその死を受容れることができず、父には息子の姿が見えている。

ずっと認めてもらいたかった父親に会いたくて、隅田川の舞台の本番に死後も会いに来てしまう寿一と向き合いながら、だんだんとお互いにその死を理解し、息子に謝り、ありがとうとお礼を言う父。


ざっくりした要約だけれど、家族でポロポロ🥹

今更ながらいいドラマでしたね。


リアルタイムで見ていた時、あまりに我が家に起きた現実の悲劇と最終回がリンクしすぎて、それまで現実逃避として見てきたドラマだっただけに、私の脳がフリーズしていたのだろう。見たことは覚えていたけれど、完全に内容に蓋をしていた。


長女が

「やっと伏線回収できたね。あの時は辛すぎて何も感じられなかったのかもね。」

そして、

「三女、一緒に見ていたんだね。」

とポロリ。そう。きっとあのときも、今回も一緒に見ていたんだろうな。


三女もおそらく見つかるまでの2ヶ月間は、自分の死を理解していなかったと思う。


だから、火葬された日には我が家の電気はスパークしたし、その数日後には慌ててあせるナメクジになって現れたんだよね。


ドラマみたいに、そのままの姿で現れて欲しかったけど悲しいそこはクドカンばりには行かないもんだねニヤリ 

世阿弥と元雅の間で亡くなった子供を出すか否かの演出で揉めたって。。三女は姿を出さずに演出したんだね。ナメクジだったけど、ちゃんとママは「どーしたの?そんな姿で??」って叫んだから、演出大成功なのかもね。


3年半経って家族でまた見る事ができて👀ドラマと我が家の伏線回収、ちゃんとできましたよ。


やっぱり、時空とか時間とか本当は無いのかもな。パラレルワールドってある気がするなあ目


そして、もう一つ

https://eiga.com/movie/88816/


この映画みたいに、ほんの少しの時間でもいいからあなたに会って謝って、大好きだと伝えて、ありがとうとお礼を言いたいな。


巷はお盆と言われる時期だからかな。


どんなに過去に戻っても過去は変えられない。

でも、過去を見てきた人は未来を変えることはできる。


映画の中の言葉が胸に沁みる悲しい


だから、3年半経った今は、側から見たら日々前を向いて歩いているけれど、時々こうやって過去を振り返って、やたら懺悔したり反省したり、謝って泣いたり、会いたいと地団駄踏むのも大事なのかもしれない。


三女。そんな風にママは思いました。

泣いたあとは、ちゃんと未来を考えて行くからね。

家族が揃うお盆、特に我が家は何もしないけど、ちゃんとみんな帰ってきてると感じるよ。


大好きだよー😭ラブラブ

会いたいよー泣き笑いキューン

愛してるよー🩷愛