実家に咲いている【ほたるぶくろ】です。
もう少し紫がかった色の花も。
ちょうど梅雨に入るか、梅雨の頃に咲きますが、紫陽花センパイの後ろのほうで、ひっそりと遠慮がちに咲いているイメージがあります。
物思えば沢の蛍も我が身より
あくがれ出づる魂かとぞみる(和泉式部)
(めったに訪ねてくることがない恋人のことを思いふけっていると、沢には沢山の蛍が飛んでいる。ああ、まるで自分の体からさまよい出た魂のようだわ。)
この花の名前は、「花の中に蛍を閉じ込めると、その明かりが外へ透けて見える」ところからきているらしいです。
花言葉は「忠実」「正義」「貞節」。
ほたるぶくろの花が、まるで教会の鐘のようであることから由来しているとか。
6月5日、7月10日、11月26日の誕生花だそうです。
中国原産のキキョウ科の多年草。
花のあと枯れますが、宿根草なので株は生きていて翌年、また花を咲かせてくれます。
奥ゆかしく可憐に咲きつつも、しっかりと根を張る、実はしっかり屋さんといったところでしょうか。
じとじとの梅雨も、ほたるぶくろを眺めて乗り切りたいものです。
意外にそぼふる雨が似合うんですよ