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「トリコチロマニア(抜毛症)」

 

ストレスや不安が直接の引き金となっている脱毛症に、「トリコチロマニア(抜毛症)」があります。自分で自分の毛髪を抜いてしまうのです。頭髪以外でも、眉毛や睫毛を抜くケースも見受けられます。
トリコチロマニアには、無意識のものと意識的なものがあります。いずれにしても、止めようとしてもなかなかストップできないのが特徴。男女比では、女性に圧倒的に多いと報告されています。
トリコチロマニアは頭皮の問題というよりも、心の問題ですから、思い当たるところがあったら心療内科や精神科を受診してください。それでも改善しない場合は、一般社団法人の日本抜毛症改善協会に相談してみるのもいいかもしれません。
新型コロナウィルス感染の後遺症の一つとしても、脱毛は報告されています。医学的には、新型コロナと脱毛には直接的な関わりはないと考えられます。新型コロナで脱毛が起こるとしたら、それは新型コロナ感染によって生じた心身のストレスによるものと考えるのが妥当でしょう。すでに何らかの脱毛の兆しがあった人では、その影響はより大きくなると考えられます。
脱毛だけではなく、ストレスは白髪の一因にもなるようです。これは2020年にアメリカ・ハーバード大学の研究者がマウスの実験で実証したもの。その成果は、アメリカの科学雑誌『ネイチャー』に掲載されました。ストレスで交感神経が過剰に活性化すると、ノルアドレナリンという神経伝達物資が大量に分泌されます。
このノルアドレナリンが、メラノサイトのもとになるバルジ領域の色素幹細胞を過度に活性化。それが色素幹細胞とメラノサイトの浪費につながると、やがてメラニン色素の合成が滞り、白髪が増えるのです。研究者によると、交感神経を活性化させたマウスのメラノサイトは数日ですべて活動を停止してしまい、二度と復活しなかったそうです。
詳しく調べてみると、「一夜にして白髪になった!」という伝説(75ページ参照)で知られるマリー・アントワネットは、フランス革命で捉えられてからギロチンで処刑されるまでに1年以上牢獄で過ごしたようです。
この間の恐怖とストレスで白髪が一気に進み、その変貌ぶりを久しぶりに目にした人たちが「一夜にして白髪になった!」と誤解した可能性は残されています。

 

 

 

 

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施術名:自毛植毛


施術の説明:薄毛になりにくい後頭部・側頭部の毛根をに採取し、前頭部や頭頂部の薄くなった部分に移植する手術です。 移植した毛髪は薄毛になりにくい性質を保ったまま定着し、一生涯、生え変わり続けます。


施術の副作用(リスク):施術に伴い、痛み、赤み・熱感、初期脱毛、切れ毛・抜け毛、つっぱり感、感覚の鈍さ、施術範囲のざ瘡の悪化、コメド、毛嚢炎、膨隆、色素沈着、点状出血、内出血、腫脹、灼熱感、瘢痕が生じることがあります。
施術の価格:346,500円~1,890,000円

 

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