19日の夜の部に行ってきました。
席は奮発して1階1等席前から9列目のセンター(初とちり席!ぐはっ)。
一言で申しまして、えぇ、ビバ!播磨屋!!な夜の部でした。
花道から出てきた弁慶さんはおっきかったです。いや、確かに背がおありですが、それ以上に大きさを感じました。
お声は万全の状態ではないように感じましたが、それでもやはりセリフはいつもながら気持ちよく、対する富樫の富十郎さんもセリフ明晰で調子よく、今までみた勧進帳の中では一番。って、過去2,3回しか見たことありませんが…。
豪快で英知あふれ、義経を思う気持ちいっぱいのすんばらしい弁慶さん。
最後の飛び六法も気迫充分、すんごい形相で行ってしまわれました。
さて、勧進帳の前の「平家蟹」。大河ドラマの方もちょうど9月は壇ノ浦の合戦あたりをやっていて合せて上演したのでしょうが(最初のナレーションも白石加代子ですし)。
ん~、正直つまらなかったですね。暗転と共に睡魔が…。
芝翫さん、ぶきみでした。しかし、、、くら~い出しものでした。
最後の「忠臣連理の鉢植え 植木屋」は思ったよりおもしろかったです。
でも梅玉さん、もちょっとはじけちゃったほうがもっとおかしさが増すと思います。
やっぱりこういうお役は仁左衛門さんあたりがピカイチですね。
最後に駕籠の中でトッキーのお蘭が自害しますが、そうするとですね、仇討ちを果たす前に計略がばれちゃいませんか?と思ったのですが。あんまり細かいことは気にしないほうがいいのかな。
今回はこのブログにメールを頂いて知り合ったYさまのおかげで、素敵な観劇となりました。
ありがとうございました!!