心の底から「満足した」と言える練習方法が本番の緊張を和らげてくれるよ! | アレクサンダーテクニークで緊張を味方につける教室

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心の底から満足できる練習って!?

最近のレッスンで3人くらい同じ状況で行き詰まっていました。
 
というのもね。
 
レッスンで「今日は何をしたいですか?」
 
僕のレッスンはここからスタートします。
 
それで生徒さんが
 
・高い声を出す時の力みをやめたい
・緊張する本番が来たから対策したい
・苦手な人とのコミュニケーションをどうしたらいいか?
・オーディションの課題曲で悩んでいる。
 
様々な悩みや課題に対して話を進めていきます。
 
そこで出てくる課題の裏側にこの3人は誰かがいました。

 

要するに、その誰かが何かを言ってきているわけね。

 

で、それに対処したくて悩んでいる。

 

この他者からの指摘や期待に対して行動を起こしているわけです。

 

これはあるあるです、僕もたまに振り回されるし。。。

 

 

今回は練習にテーマを絞ってお話します。

 

誰かの指摘や期待に従って行動していては、練習が満足いくものにはなりません。
 
その誰かさんに認めてもらえたらゴールではないでしょ?
 
そもそもその人はまた違う課題を与えてくれるはずなので堂々巡りになりそう。
 
誰かさんに振り回されていてはあなたが成長するための練習ではなくなるんですよね。
 

思い出したいのは心の声です

 

自分の内なる声が聞こえなくなっていない??

 

ちょっと立ち止まって考えた方がタイミングじゃないかな。

 

そうやってレッスンでは今日やりたいこととして言ってくれたテーマは保留にしました。

 

 

「本当に今やりたいことは何?」

 

練習という言葉も、あまり適切ではないかもしれない。

 

自分の欠点を修正しようとする傾向があるかもしれないしね。

 

「やりたいことですか?」

 

3人ともすんなり答えられませんでした。

 

誰かに指摘されたことを補うことをしてきたので、自分の声が届かなくなってしまっているようでした。これは僕もよく陥ってたことなのでめっちゃわかります。

 

 

ここで究極の質問です!!

 

「今週でその楽器をやめなければいけないなら、何をしたいですか?」

 

 

この質問の少し後に「これはやっておきたい」と何個か出てきましたね。

 

 

やらされる練習ではなく、

 

心の声を聞いて「やりたい」練習をすること。

 

 

今目の前のクリアすべき課題があっても、ここからスタートしてほしい。

 

 

自分がやりたいことへ向かうエネルギーは音楽表現にめっちゃ大事なもの。

 

 

しっかりと自分に素直になって進むうちに、目の前の課題も少しずつ薄れてきたり、答えが見つかったりします。

 

問題には直接立ち向かうよりも、少し遠回りしているくらいがうまくいく。

 

 

今回のYouTube動画はそんな思いを込めてお届けしています。

 

ぜひ一度見ていただければ嬉しいです!

 

画像をクリックすれば動画視聴できるページへ行けます♪

 

ありがとうございます!

 

山口裕介