この図ほどベクトルが進んでしまう(共振点からズレる)と、コンデンサ端電圧が誘導電圧より増えたエネルギーは全て電流位相を進ませることに消費される。

共振点とほぼ同じ、が微量に進んでいる位置では確かにコンデンサ電圧は誘導電圧より大だが電流位相は抵抗性とほぼ同じ(微量な)位置‥

この狭間‥

よく発信させる時の安定性は共振点より僅かに進んだ位置の方がよい‥との記述を見たことがある

なぜなら、共振点ぴったりだと誘導電圧とコンデンサ端電圧は等しくなり誘導電圧を超える作用は無い‥

 

放電が起きる寸前まで誘導電圧を高めた回路構成にし、空気(空間)コンデンサで僅かに電極間電圧が増加した途端放電に入るのであれば電流位相が進むことを阻止できるのでは?

 

 

 

コイルに流れる電流はそこに掛けた電圧より90°位相が遅れると大概の解説や教科書では教えられる。

コイルに生じる誘導電圧はコイル自身に流れる電流によってその電流変化を阻止しようとする方向に電圧が誘起される。昔は "誘導電圧" ではなく "逆起電圧" と電気系の教科書では言われていた。

なので外部電圧の変化とコイル自身が生じる逆起電圧との合成によって実際の電流変化が推移する。

 

スイッチによって突然大きな電圧が掛かっても、そこでは大きな電流変化が生じようとするが、それによって生じる逆起電圧も当然大きなものになる。その合成によってスイッチを入れた瞬間には電流はほぼ流れないという結果になる。

なぜ徐々にでも流れ始めるかと言えば、僅かであってもコイルには抵抗成分がありそこで掛かる電圧が消費されることで誘導電圧は外部電圧より必ず小さくなる関係がある。

 

外部から掛かる電圧が循環波(サイン波等)であった場合、電圧と電流は波の遅れとなって見えるかたちになる。

実際の電圧同士の関係は、電源電圧と逆起電圧、それと流れる電流によって生じる抵抗降下電圧がベクトル的にバランスした状態を経、その方向に電流が流れることで再帰的に電流値が漸増していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

『コイルに誘起される電圧(EL)はコイルに流れる電流(IL)の90°遅れになる』というのは分かって頂けただろうか‥

 

 

コイル単体では誘起電圧の位相は電源電圧のそれとは必ず逆向き範囲のベクトルになるが、コンデンサとの直列共振の場合で進み電流域の場合、唯一相加する方向のベクトルになる

 

通常、コイルとしてのベクトルがここまで起きる(左回転する)ことはない

コイルを含んだ直列動作でありながら進み電流となっているのは非常に特殊なことだろう

フェランチ現象での電圧上昇もこのようなことだろうと思う

 

が、放電を利用するのはとても抵抗がある

もっと手軽な方法はないものか‥