●キャンプ場の基本情報

キャンプ地:キャンプ冒険仲間(群馬県桐生市黒保根町下田沢2319ー13)

 

      情報が古くて公式HPではありませんが、参考までに↓↓↓

 

 

日程   :2023年6月3日(土)~2泊

予約方法 :bouken-nakama@docomo.ne.jpへメール

      090-7816-0368まで電話(携帯電波が弱く繋がりにくいためメールを奨励)

チェックイン :12:30~

チェックアウト:~11:00

料金     :場内使用料¥500×2泊

        駐車場¥500(台)×2泊

        持ち込みテント¥2500(張)

        合計¥7000

宿泊サイト  :サバイバルサイト

 

今日のキャンプ冒険仲間はサバイバルサイトですよ。

管理棟から北西方向へ、さらに山奥に入っていきます。

今日は他にお客さんが大勢いまして、小さい子供がシロクマ君を怖がるのでリードで繋がれていました。

私がサバイバルサイトへ行くのでシロクマ君が解放されました。

この辺りだとdocomoのアンテナ表示は3Gですが、Twitterがギリギリ見られるかどうか(動画はムリ)

携帯電話の通話はほぼ不可能で、警察や消防への緊急通報には管理棟まで戻らなくてはなりませぬ。

 

特に深夜は暴走族が近くの県道で爆音を出すので、110番通報するために管理棟まで真っ暗な森を歩くハメに。

何度も歩いて知っているつもりでも、この通路の入り口で迷う罠(´・ω・`)ショボーン

 

周囲は木々に囲まれて他のサイトから隔絶されていて、視線はもちろんメインサイトの音も届くことはありませぬ。

駐車場からはかなり歩くため荷物運びは大変です。

地面は落ち葉でフカフカで柔らかく、自然の地形そのままで傾斜があるためカートを使うのも一苦労。

軽量級の4WD車なら北側のくぼ地の管理用の通路に入れますが、柔らかい足場を上るので何往復もするのは疲れます。

重量級のデリカやランクルは地面を掘ってしまうので侵入不可です。

 

その分自然が豊富というか野生味がある野営好きにはたまらないサイトです。

猪や鹿、熊の生息地なので、そこかしこに痕跡(糞とかフンとかウンチとか)

こんな花、初めて見たよ。

名前聞いたけど忘れちゃった

 

今日はテンマクのムササビウイング19ftとオランダ軍幕のセットです。

地面は腐葉土でフカフカに柔らかいので、タープは40cmのペグで張ってます。

30cmだと強風に耐えられないと思います。

 

あえてコットは使わずに、シロクマ君の爪で穴が開かない様にテントの床に敷物だけ敷いてます。

タープは張ったほうが良いですよ。

上から枯れ枝が落ちてくることがあるので、風が吹いている日は特に要注意

林間サイトですが良い感じに木々を間引きしてあるので、風通しと日当たりがとても良く涼しくて明るいです。

 

このキャンプ場はシロクマ君が昼夜を問わず巡回警備してくれるので安心ですしね。

って、寝るんじゃないシロクマ君!

他のサイトも巡回しているのでたまに居なくなりますが、野生動物の気配を感じるとダッシュで追い払いに行きます。

 

今回のメイン食材はコレ。

業務スーパーの箱入り焼き鳥、ぼんじり串50本入り(こんなに食えるか?)

味付けしていないのでシロクマ君とシェア出来るから、まぁ大丈夫だろう・・・たぶん。

 

メスティンで米を炊く間にB6君で焼き鳥を焼いていきますよ。

ちなみにシロクマ君はお利口さんなので、テーブル上の食べ物には手を出しません。

地べたに置くか、焼き鳥の場合は串を持って口元に持っていくと器用に串から外して食べます。

今日の昼飯のご飯と焼き餃子。

これはシロクマ君にあげません。

 

キャンプ冒険仲間名物の五右衛門風呂です。

300円払って自分で沸かします。

今日は昼飯の用意で忙しかったので、管理人の松本さんが替りに沸かしてくれました。

五右衛門風呂は並んで二つあり、今日は家族連れが隣を沸かしていました。

子供たち大興奮です、大はしゃぎです(笑)

 

風呂上がりに山羊のダイコク一家にご挨拶。

中央が大黒柱のダイコク君(♂)

風呂上りは何にもする気がしません。

 

だ~らだらだらと語りの場でゴロゴロしていたら、あっという間に夜ですよ。

晩御飯の準備しなきゃ。

 

焼き鳥だから炭火で炙るだけですが何か?

 

夏野菜の代表格きゅうりの叩き(゚д゚)ウマー

昨日のうちに家で漬けておいたから味が染みてる。

シロクマ君もボリボリ食べてる。

 

こっちはナスの浅漬け。

シロクマ君は酸っぱいのはダメみたい。

まぁ、普通に考えて酸味があるものは腐ってるから動物は食わないだろうな。

 

シロクマ君は動物を追いかけて不在。

 

そしてプレス式のコーヒー淹れてまったり。

味がマイルドで酸味をあまり感じないのは、コーヒー豆の油分のおかげかな?

やっぱりペーパードリップより飲みやすいね。

 

日本船燈のマリンランプに点火。

強力な明かりで虫を引き寄せる効果があるので、サイトから離れた切り株の上に載せておく。

灯油が燃焼する臭いに警戒して熊も近寄らないはず。

まぁ、深夜の暴走族への忌避効果は無いので、騒音がひどい時は110番通報しましょう。

30分もすれば静かになります(笑)

遠くに見える小さな明かりは英国製ハリケーンランプのChalwyn。

小さくても5分芯だからフュアーハンドの276より明るいです。

 

翌朝。

テントの入り口を開けっぱなしにしていたので朝日が眩しくて目が覚めました。

でも起きないよ。

まだ寝る。

昨夜は暴走族を追い払った後にムササビの鳴き声が複数聞こえたので、夜間望遠鏡(赤外線照射式)で観察していたから寝不足なのよね。

あー、でも起きなきゃな。

ランプの灯を消さないと灯油がもったいないわ(笑)

 

朝日が差し込むのでとても明るいです。

でも太陽が高いところにある日中は木々の葉っぱで遮られて、いい感じの木漏れ日になるんですよね。

 

サバイバルサイト、貸し切り状態サイコー!!

管理棟に向かう通路の赤松林も明るいですね。

 

てか、夏場はかなり暑いかもね。

早く新しい木が育たないかな?

松本さんが種を蒔いて苗木を育てています。

そして放牧中の山羊が毟ってしまう。

 

他のお客さんはまだ寝ている様子。

鳥の囀りと木々の葉が擦れる音。

良い朝ですね。

 

ダイコク!おはよう!!

さて、誰もいないし、サバイバルサイトに戻って焼き鳥でも焼くか。

 

焼き鳥を焼き始めたころにシロクマ君が来た。

大きな欠伸をしてまだ眠そう。

シロクマ君『お腹が空きました。朝ごはんはまだですか?』

焼き鳥から目が離せないシロクマ君。

もうちょっと待ちなさい。

ていうか、これは私の朝食だからな。

そして焼き鳥を食べて満足したシロクマ君。

食べてすぐ寝ると牛になるぞ!

 

シロクマ君の腹が満たされた頃を見計らって塩麹ホルモンを焼き始める。

ホルモン(゚д゚)ウマー!!

この煙が食欲をそそるねぇ。

 

野菜も忘れずに。

シロクマ君、キャベツは食うのね。

ナスは酸っぱくてやはり食べない。

 

気温の上昇とともに蚊が飛び始めたので森林香を焚いてみる。

これかな~り強力ですよ。

臭くて人間も参るくらい(爆)

 

昼飯にはまだ早いがどら焼きを作ってみた。

ホットケーキを薄く焼いて小豆の粒あんを挟んで完成。

もっと生地を薄く焼かないとだめですな。

まぁ美味しいからいいけど。

ひっくり返すときに一枚地面に落としてしまったので、怖がるお子様が帰るまで繋がれて可哀そうなシロクマ君に差し入れ。

私以外のお客さんがみんな帰って自由を取り戻したシロクマ君を連れて川へ涼みに行ってきた。

川の水遊びに大興奮のシロクマ君(笑)

 

水しぶきを上げて川原を走り回ります。

このまま上流の治山ダムまで川の中を歩いてお散歩・・・

している時に事件が起きた!

 

一つ上流にある治山ダムに到着したとき、シロクマ君が動物の気配に気が付いて猛然とダッシュ!

一気に川から山の斜面を登り切り上流に向けて木々の間を駆け抜ける。

あまり遠くに行かれても面倒なのでシロクマ君に呼びかけるが戻ってこない。

仕方なく斜面を登ろうと川を離れたら、斜面にある道をシロクマ君が下ってきた。

しかも茶色い犬?を追いかけて、今度は川の下流方向に向かって走り去る。

 

あんなの追いかけられるかよ・・・下手に移動してシロクマ君が戻ってきたときに行き違いになるのも可哀そうなので、しばらくここで待つことにする。

 

10分、20分、30分・・・

 

さすがにこれはまずいな。

先にキャンプ場に戻ったか? 下流の治山ダムに私を探しに行ったのか?

どのみちここで待っていても仕方あるまいと、シロクマ君の名前を呼びながら道を進む。

とうとうスタート地点の最初の三叉路まで戻ってしまった。

さて、ここからキャンプ場へ戻るか?その前に川まで行ってみようか。

と、歩き始めて数メートルでシロクマ君を目視で確認。

 

でも名前を呼んでもこちらに来ない。

こっちを見ているから気が付いているはずだけれど。

仕方なくこちらから歩いて近づいてみる。

 

ケガでもして身動き取れないのかな?

でもそんな顔してないけどな。

シロクマ君!首から前足の先まで血まみれじゃん!!ケガしてんのか???

 

って、なんじゃこりゃー???

小鹿じゃん!なにこれ、シロクマ君、小鹿を狩っちゃったの???

 

『僕が捕ったんだよ!すごいでしょ!褒めて褒めて~!!』

という感じでニコニコ顔のシロクマ君(笑)

 

とにかくシロクマ君が無事で良かったわ(ホッ)

心配させられたけど怒る理由もないので、めいっぱいシロクマ君を褒めてあげました。

 

さて、(現実に目を戻して)この獲物はどうするよ?

このまま放置して熊が寄ってきたらまずいしな。

しかし、穴を掘って埋めるにも素手じゃどうにもならんし。

シロクマ君を連れて帰ろうとしても、獲物に執着して全くそばから離れようとしないし。

 

なんかシロクマ君が期待する目でこっち見てるし。

シロクマ君『ご主人様に見せたいので持って帰りましょう。でも僕じゃ重くて運べないのでお願いしますね』

 

ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!

 

はい、私が小鹿の亡骸を抱きかかえて運びましたよ。

まだ死後硬直も始まっていない生暖かい小鹿を(´・ω・`)ショボーン

 

それを上機嫌で追いてくるシロクマ君。

これたぶん、私に獲物を見せたくて川に戻って来なかったんですね。

自分だけ戻ったら獲物に気が付いてもらえないし。

かといって自分じゃ獲物を運べないし。

待っていればきっと私が探しに来てくれると信じて。

 

だって、私が獲物を取り上げても嫌な顔せず終始ニコニコしてるもん。

普通はエサや玩具を横取りされたら嫌がるよ。

 

険しい山道を小鹿を抱きかかえて登り、キャンプ場へようやく帰還(いや、けっこう重いって)

管理棟の松本さんを呼んでシロクマ君の獲物を見せる(そんなの持って帰らないでよという声は無視)

飼い主にも褒められてシロクマ君は超ごきげん(笑)

 

とりあえず小鹿の処遇は保留にして草むらの落ち葉に埋めて隠ぺい(笑)

 

川遊びとハンティングで体力を使い果たしたシロクマ君は、なぜか私のテントに潜り込んで寝てしまいました・・・

って、ちょっと待て~!お前、小鹿の返り血浴びて血まみれのままじゃん!

かんべんしてくださいよ(涙目)

 

なんか精神的にも肉体的にも疲れたので五右衛門風呂に入浴。

あぁ、今日も色んなことあって楽しかったのか?なぁ。

 

こんな時は上等なお肉を焼いて忘れよう!

赤城牛肉のステーキだ!!

(゚д゚)ウマー!!

 

シロクマ君にも初獲物のお祝いで焼き鳥をご馳走する。

そして2泊目の夜がきた。

もうこれ以上何も起こって欲しくないが、シロクマ君はキャンプサイトの監視に夢中でテントに入らず。

時々聞こえる鹿の鳴き声に反応して追い払いに行く。

そして、戻ってくると再びテントの中へ(笑)

疲れて寝ちゃったよ。

そのうちにくっついて腕枕で寝るシロクマ君。

朝には完全にぴったりと寄り添って寝ているシロクマ君。

朝には枕まで使って添い寝していました(笑)

お前は人間か?

 

さあ朝食です。

最終日の朝は焼き餃子ですよ、やっぱり焼き鳥も焼いている

その頃のシロクマ君はというと・・・

長靴のつま先を枕にして眠ってました(笑)

 

さあ撤収開始です。

シロクマ君、邪魔なのでそこどいてください。

最近はね、撤収始めると帰ってほしくないのか邪魔する様になってきたのよ。

なんかずっと付きまとうし。

 

帰りに烏骨鶏の卵をお土産にいただきました。

シロクマ君はお別れを察してちょっと寂しそう・・・

大丈夫だよ。

また来るからね。

 

おしまい!