4日目、いよいよ最終日となってしまいました。
今日は1日ウィーンで過ごす予定です。

美術史美術館に行くのに、せっかくなのでホテルから歩いて行くことに。
ウィーンはちょっと街はずれに行くと公園があり、緑が沢山あります。

公園の中を歩き、ダンディなおじさんに道を教えてもらいながら、中欧一の美術館 「美術史美術館」に着きましたー!

入って右が美術館、反対側には自然史博物館があります。10時開館で、大人は1人16€。オーディオガイドを合わせると21€でした。


この美術館で1番見たかったもの、それがこれ

スペインのハプスブルク宮廷画家ディエゴ=ベラスケス作 「青い服の王女マルガリータ」

僕はベラスケスの絵画が好きなので、是非とも見たかった作品です。彼の絵は、誰を描いても誇張がないことで有名で、この絵の王女も等身大、ありのままの姿が描かれたんだと思います。
僕には少し寂しそうな顔に見えました。叔父レオポルド1世との結婚が決まってる自分の運命を思っているのでしょうか。

他には、ブリューゲルの「バベルの塔」・フェルメール「絵画芸術」もあり、ハプスブルク家の至宝を堪能出来ました。


絵画鑑賞した後は、DEMELで2回目のザッハトルテを。この店はハプスブルク家御用達で、ザッハトルテのオリジナルを巡ってcafe・sacherと裁判で争ったこともあります。2つのザッハトルテの食べ比べも今回の目的でした。

DEMELのザッハトルテ(5.5€)は、頼めばホイップを付けてくれるみたい。

・食べ比べた結果・
sacherの方がチョコレートの高級感があり濃厚、アプリコットジャムの酸味がアクセントに。
DEMELの方は全体的に甘さ控えめで、同じペースで食べ進められる。純粋にチョコだけ楽しみたい人はこっち。
ただ、sacherの方も、甘すぎると感じる人はホイップを絡めるようにして食べると抑えられるかと

更に、DEMELにはスミレの砂糖漬けという名物が。エリザベート皇妃(シシィ)が好んでいたというお菓子が売られているのでお土産に。




一休みした後は、すぐ近くにある旧王宮、ホーフブルク王宮へ。
1階は宮廷で使われていた食器類の展示。2階はエリザベート皇妃の歴史を辿るコーナーと王宮内の部屋を見学できる博物館になっていました。入館料は15€で、嬉しいことにオーディオガイドはタダ!
上は、フランスからマリア=テレジアに送られたもので、仏墺の国際関係を修復する記念のものだそう。
2階は写真禁止で残念でしたが、エリザベート(シシィ)ファンにはたまらない、等身大模型やドレス
、暗殺時の持ち物などが展示されていました。





今回の中欧旅行はこれで終わりです。
全日晴天に恵まれ、なんならちょっと暑いぐらいでした。
チェコ🇨🇿では「プラハの春」の現場に立ち、社会主義と人間の幸せについて考え、
スロバキア🇸🇰では静かな町で素敵なお土産屋を巡り、
オーストリア🇦🇹ではハプスブルク家の栄華を表す街を歩いて人間が創造した最高芸術を味わい尽くすことが出来ました!!

西欧とは少し違う、西と東に挟まれた独特な雰囲気の国はとても面白かったです。また、留学でもなんでも行きたいなー。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました。バイバイ