4月9日火曜日
二回目といきなりに。
それなのに気持ちは変わらず。
馬鹿馬鹿しくなっちゃった等と思いながら、
今日も変わらずいつもの事をした。
とりあえずパシャリ。
その次の瞬間だった。
私も同じ気分。非常に馬鹿馬鹿しい等と聞こえて仕舞う。
フチ子もそうだったとは!
アタイのフチ子に何があったのか知らぬが、
アタイはそんなフチ子を今すぐ抱き締め、暖めてあげたい。
フチ子がぐっすり眠りこけるまで。
そしてアタイもその後寝る。
一つの山を越えたら、底から見下ろし、
今の自分に酔う人間がやっぱりいるみたいだ。
残念だったね等と聞こえて仕舞う。
声の主は恐らくアタイの背後にいる珈琲女。
とりあえず聞こえた声を筆紙に尽くしたのだった。
完
(書く女シリーズ)
(珈琲女シリーズ)
(フチ子シリーズ)
『女の朝パート1643』シリーズ