30分の短編映画の単独公開。
併映は『カメラを止めるな!』で一躍大人気の真魚さんが『日本製造』内で扮したYoutuber・田中マオ13世のスピンオフ作品。
一緒に見ることで作品に深みが増し、理解も深まります。
知人が起こした(とされる)陰惨な事件。
SNSで発信し、マスコミにおカネを貰って話した嘘が拡散。
加害者(とされる)家族に群がるマスコミと善意の第三者だと勘違いして偽りの正義を振りかざす哀れな悪人(自分が悪意の塊だと気付けないボンクラ達)。
今の日本の象徴。
って考えるとタイトルからして秀逸。
自分で考えることもせず、マスコミだったり、もっと上の勢力の情報操作に乗っかって悪意を垂れ流し拡散しちゃう可哀想な庶民達。
作品に登場する4人の不良達は救いようがなくて胸クソ悪いけど、加害者(とされる青年の)家族の住む家に押し掛け「出て行け!」と卵などを投げ付ける近隣住民の方がもっともっと救い難くてけったクソ悪いです(苦笑)
悪意には罪悪感があるけど、正義には罪悪感がないから余計にタチが悪い、って意見もありますもんね。
それでも。
自分で物を考えるキッカケにはなるかな〜?って思わせてくれる作品。
多くの人に見て欲しいです。
上映は3月1日(金)まで。新宿のK's cinema(ケイズシネマ)にて連日19:00〜、1,000円均一。
終了後にはトークショー。
不良役の4人の優しい眼差しと作中でのギャップがすごかったです。良い意味でね。









