前回のつづきです。


翌朝のルーティンを済ませ、カタカムナを唱えていると

再び私はあの岩壁の前に立っておりました。

以下、<脳内映画>です。夢物語としてどうぞ。



*************************************************************



岩肌に手のひらをそっとのせると、光の筋が縦方向に走りました。

岩の内側から輝くその筋に沿って私は指先から出る光にて切っていきます。


そこには もう迷いはありませんでした。


切ってしまうと岩の扉は消えてなくなり、そこには洞穴が開けていました。

そして、そこに私が見たものは


何人もの巫女たちでした。


若い巫女もいれば年のいった巫女もおられます。

皆、それぞれ忙しそうに立ち働いている様子です。


ふと気づくと、私の後ろには人型になった黒龍さん

悲し気な表情で立っていらっしゃいました。

そして念を送ってこられます。



「こんなにしなくても良かったのだ。もういいのだよ。


十分にその役目は果たされているのだ。


皆、自由になってくれ。」と。



つづく