八雲立つ
出雲八重垣
妻籠に
八重垣作る
その八重垣を
神話の国 出雲
神々が集う聖なる大社(おおやしろ)
出雲大社
神代より 大国主大神が 坐します
(かみよより おおくにぬしのおおかみが いまします)
幽玄なる聖域
帝都からの使者 寝台特別急行列車 出雲号
東京から東海道本線を下り
日本人の心の故郷 京都からは
山陰本線を一路 出雲市へと
漆黒の闇を駆け抜け
日本海に輝く 満天の星を全身に浴び
寝静まった車内では
永久の愛を誓う出逢いを願い 出雲大社へ参る
乗客の寝息のみが聞こえるのでした
鳥取を過ぎれば 夜明けも近し
中国一と聞こえたる
空に抜出る 大山 を車窓に眺めれば
列車は 伯耆の米子へ早や着きぬ
終点までは あとわずか
DML61Z は最後の力を振り絞り
松江 宍道 を打ち過ぎて 宍道の湖を臨むれば
雲たち出ずる出雲路の
(くもたちいずるいずもじの)
斐の川上は其昔
(ひのかわかみはそのむかし)
大蛇うたれし素戔嗚の
(おろちうたれしすさのおの)
神の武勇にかくれなし
(かみのぶゆうにかくれなし)
鉄道唱歌 山陰鉄道唱歌 30番より
列車は終点 出雲市へと到着せり
資料提供 うさっ娘 漫遊記 鉄道唱歌の旅




