SARSが流行した17年前は、第1四半期の成長率の伸びは9.9%だったのが、第2四半期に6.7%に落ち込んだものの、その後回復し通年で9.1%でした。
当時は製造業主体の産業構造でしたが、今はサービス業主体に変わっており、単純に工場再稼働で損失を挽回できそうにはありません。
実際、春節の時期に観光産業の受けた打撃は7〜8兆円とも推定され、消費の落ち込みもほぼ同程度と見積もると、今年第1四半期の成長率の伸びは良くて0、へたをするとマイナスになる可能性が指摘されています。
そうなると債務過多の民営企業は中小企業を中心に倒産する可能性が高まり、さらに苦境に陥ることが推定されます。