年が明け厳しい寒さが続く一月末になると
淡桃色~紅色をしたカンヒザクラが北の方から咲き始め、
寂しかった山原の山にも春が訪れる。

この時季、山にはいるとヒメサザンカに出逢うことが出来るのだが、
慣れてないと、なかなか見つけることは出来ない。

 

上を向いて探すのではなく落ちている花を見つけることがコツなのだ。

 

 


中輪タイプ

山奥にはいることが出来なくなったので、5~6年前に挿し木苗を苗を二株買った。
二ヶ年余植え替えしてないので諦めていたが今年も咲いてくれた。
花は2cm位でやや下向きに咲き芳香がある。



ヒメサザンカ
Camellia lutchuensis
ツバキ科 ツバキ属
 
琉球列島の中琉球(徳之島 沖永良部島 沖縄島 久米島)
・南琉球( 石垣島 西表島}の山地に見られる    


中・南琉球の固有種で樹高は4~8mになる。
花は12~2月に咲き、

          香りのあるツバキの中でも秀逸中の秀逸種といわれている。          

 

 ヒメサザンカの花には2つのタイプがある。

1つは凛とした小輪タイプ花の径は2cmぐらい。
もうひとつは、径3cmぐらいで色が白く優しい感じの中輪タイプである。





小輪タイプ

基本的な花の作りは、花弁5枚 3枚は大きく2枚は小さく
小さい2弁の先(裏面)は紅色に着色するのが特徴である。

一般的に見られるのは小輪タイプで、

中輪タイプはなかなか見つからない。

 

 

 

 

鉢植えの株でポリネーターを観察すると

アブなどの羽虫が多く訪れた。

 

 

 

 

メジロは隣のヤブツバキ(白)を訪れたが

ヒメサザンカには来なかった。

 

 

香りのあるヒメサザンカと香りのないヤブツバキ

香りで選り分けているのだろうか目

 

 

花言葉は

 

高潔な理性・清らかな愛・克己心・気取らない美しさ