『答唯足和』② | 高橋有利恵*愛五行の和*言葉家歌連

高橋有利恵*愛五行の和*言葉家歌連

心   青  久
こころ あお く
KOKORO AO KU
ココロ アオ ク


 エワン◌ブログ 


                          『句詩歌』くしかと ともに
        
言葉の 《新みらい》 へ

五行の和と仁②これは、フィクションです。『』内は私の造語です。



「そうですね、やはり自分自身を知ることが、人間の最後の問いになるならば、その答は、「完全ではない」とも言えると思います。

でも、『足りない和』は、例え足りないところがあっても、ちゃんと五行の和の中にありますよ、という許しのような言葉だと思いますよ。」

先程のお姉さまがまた手を挙げられた。
「じゃあ、最後の【和】の文字は、在る、でもよいですね。
でも、【口】という形繋がりですから、和なのですね?」

「もちろん、在るは、大切な文字です。
ただ、五行の中での【土】は、在るの中の一番大きな意味の文字ですからね。それを含めての【五行の和】と言うことです。」

「この曼陀羅の家は、五行を学ぶ家ですから、洗面所の 鏡のまわりにも、隠し絵文字として描かれていますけど、
他の家には、おのおの一ヶ所だけなのは、なぜですか?」

ミニシアターの画面のまわりにこの言葉がある家舞の家や、色愛の家にも、何度も行かれて『答唯足和』を見ておられるお姉さまが尋ねられた。