こんにちは
アンニョンハシムニカ
NPOウリ花です。

先日、悲しいニュースが耳に入りました。



さいたま市が幼稚園や保育所などの職員らにマスクを配布する中で、埼玉朝鮮初中級学校の幼稚部(同市大宮区)が対象外にしているという事です。

この埼玉朝鮮幼稚園へマスク配布対象外のニュースを知って、究極的な非人道的な差別を越えた、本当に同じ人間の血が流れているのだろうかという恐怖、そして怒りと、情けなさと、悲しみで、やりきれなくて胸が苦しいです。

さいたま市が出している答えは

コロナウィルスから子供たちを守ろう。
だけど朝鮮幼稚園の園児は除外。

これは、在日朝鮮人の子供たちはコロナウィルスから守らなくてもかまわない、というメッセージにもなります。

公的にそのようなメッセージの発信になります。

コロナウィルスで亡くなってる方は
日本国外では4,273名。
国内では15名(2020.3.11時点)
もいらっしる世界的にみんなで協力して立ち向かわなければいけない、死者が出てしまっている案件です。

私たちNPO法人ウリ花は日本メンバーが主です。

昨日、私たちNPOウリ花のメンバーがマスクを入手できたので、【緊急案件】として埼玉朝鮮幼稚園さまの方へお詫びと激励の手紙を添えてマスクを200枚送らせて頂きました。




そのあと、東京朝鮮第3初級学校へ訪問し、マスクを500枚贈らせていただきました。





また、第3ハッキョの方で校長先生から、第5がまったく無いとお聞きしたので、本日、第5ハッキョへマスクを300枚を贈らせていただきました。

※ 申し訳ないのですが、大人サイズしか入手できなかったので、現場で耳にかける紐の調整の工夫が必要だと思います。

まだまだ、これしか出来なくて本当に子供達や保育士さん、先生たち、また、トンポの皆さまに申し訳ないです。

あらためて在日朝鮮の皆さまに日本社会による差別がこのように具体的に露呈してしまい、怒りと、情けないのと、悲しみでやりきれません。

それが今に始まった事でなく、昔っからです。

以前には防犯ブザーをすべての学校に配った時も、朝鮮学校の子どもたちだけ排除した事件がありました。

日本の皆さま。
私は日本人として、とても恥ずかしいです。

大人が子どもをいじめる事を、政府や行政機関が平気で公的にやってしまっている側面が私たちが住む、に日本社会にはあるという事をあらためて知ってほしいです。

サッカー日本代表が勝てば大騒ぎ

ラグビー日本代表が勝てば大騒ぎ

それも素晴らしい事ですが

日本人として生きるうえで一番大切な愛、恩、義理、人情
大和魂やサムライ魂をどこかに忘れてきてはいませんか?

二言目には政治うんぬん、いろんな反対意見を言ってくる方もいらっしゃいます。

反対意見の方には、それらを踏まえたうえでも

せめて
大人が子どもをいじめるような社会は止めましょうよ、とお伝えしたいです。

阪神大震災の時も朝鮮学校も避難所になり、多くの日本の方がそこで助かりましたし、地震や台風の時もいつも朝鮮学校も避難所になり、近隣の多くの日本の人たちが助けを受けました。

大変な時こそ
お互い助け合って支え合っていける日本社会にしていきませんか?

日本人としての愛と良心を
一緒にみんなで取り戻していきましょう!

※ 他の日本の友人、知人に今回の朝鮮幼稚園だけマスクを配布しない事を聞いても「それはおかしい」と皆、同じ事を言っています。

そもそも知らない事があまりにも多いですね。
まず、知らない事には何も始まりません。

私たちと一緒に朝鮮半島の歴史や在日コリアンの歴史を一緒に学びながら、今までにない愛の交流を私たちウリ花と共にしていきませんか?

今後とも宜しくお願いいたします。

〜NPO法人 ウリ花・朝鮮半島と日本の架け橋たち〜